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440.「伝えたい」「広めたい」という啓蒙欲について
最近、PIVOTの動画をよく見る。
様々なジャンルの動画を観ているが、自分の活動や仕事に生かそうと思って日々インプットの情報を探している。
今回は堀江貴文氏がゲストで登場していて、経営者として、伝える仕事をする人として興味深いことを話されていたので、紹介しようと思う。
「啓蒙欲」。
稼ぐことや社会貢献もあるそうですが、何より啓蒙することがしたいという思いが強いとのこと。
この「啓蒙家」という一面は、超一流になるにはとても大切なものとおっしゃっていて、例えばイーロン・マスク氏がその代表例だそうだ。
人類を火星に移住させたい、という思いを実際に遂行しているのは人々に啓蒙している一面も強いから実現に向けて動いているようにも思う。
確かに、経営者は伝える仕事で、自分が感じている価値や想いをいかにまだ手にしていない人に届けるかという点では、「啓蒙」と括ってもおかしくない活動ではある。
かくいう僕も、仕事だけじゃなく野球でも「良いものを良いと伝える」ということをやってきたし、なんなら今もやっている。
大学四回生の引退後は、母校の高校へ指導しに行き大学で教わった練習方法を伝えたり、自分の打撃や守備のノウハウを伝えたりしてきた経験がある。
仕事でも、今となってはこうしてパラレルに取り組んでいるこの働き方はもっと多くの人に知れ渡ってほしいと思っているし、大きく目指す方向性が同じ人とはタッグを組んで共に学びコミュニティを広げ、ゆくゆく互いが事業を立ち上げていく、そんな関係性を創りたいので、やはりこの「生き方」そのものから伝えていくように心がけている。
経営者は開拓者でもあるので、やはり開拓には伝えるという力は必須のように思う。
新規顧客の創出も、関連企業や関係者を拡張するのも、共に仕事をし共に豊かになる仲間を集うのもすべて、自分から物事を伝えるところから始まる。
こういう未来を創りたい。
共に切磋琢磨しあうチームのようなコミュニティを形成し、共に立ち上げを行っていきたい。
それが良いものだと感じてひたすらに伝えていく様は、まさに啓蒙といっても過言ではないだろう。
ビジネスに携わる限り、この啓蒙活動のような感覚はおそらく大きな原動力となっていくだろう。
なぜそんなことをわざわざ伝えてくれるのか?
なぜ利益にならないことに思えることも、伝えて広めようとしているのか?
ほら吹きでも詐欺でもない。
そう思うなら勝手に思ってもらっていいし、そんな人とは関わらないから関係はない。
これは啓蒙である。
なるほど、こうして堀江貴文氏の話を聞いてこうして書き出すと、腑に落ちる部分も多い。
よく考えれば、世界は啓蒙家が変革してきたのだった。
どの分野でも、必ずその道の狂気とも思えるほどの啓蒙家が、より大きく開拓してきたのだ。
その恩恵をたっぷり得ている我々が、啓蒙はあまりに概念的だなどと騒ぎ立てるのも変な話だ。
そんな概念的な、宗教的な、狂気的な思いが、世界を変えてきたことを忘れてはならない。
ということで、僕は変わらず、啓蒙のような発信をし、それに即した良好な人間関係を構築し続けることだろう。