33.【書評】「すべての挑戦者へ」福岡市長の高島宗一郎氏が送る、アントレプレナー精神
表紙の裏に書かれていた。
「すべての挑戦者へ」
うーん、読まない理由が見つからない。
『福岡市を経営する』 著:高島宗一郎
現福岡市長の高島宗一郎氏が、福岡市を変えたいとチャレンジする選挙前からの物語。
キャスターという異色の履歴で選挙に出るものだから、その分風当たりが強かったようです。
たくさんの様々な声を受けながらも、応援してくれる人と共に、強い思いと共に、当選、その先の業務へと歩んでいくお話でした。
現在は3期目とのことで、2014年、2018年の選挙でいずれも史上最多得票を獲得し再選を続けています。
そんな方の挑戦し始めた頃はというと、波乱万丈。
当初から大事にされていたことは、この二つといいます。
「結果を出し続けること」
「数字は嘘をつかない」
若いとか、経験がないとか、そういう言い訳は一切自分に課さない。
語るビジョンは壮大なものです。
それでも、この人なら本当に成し遂げてしまうんじゃないか。
何一つ自分に言い訳せず、嘘をつかず、真っ直ぐに突き進む姿に、そんな期待を覚えてしまいます。
「一日一生」
自分自身にこう掲げて、すべての時間を大切に生きてこられたからこその、確信。
向かい風が強いのは、前に進んでいるから。
言われのない声が飛んでくるのは、少数派の世界に飛び込んでいるから。
嫌われるのは、知られていないから。
好かれるのは、一生懸命に生きているから。本気で、世界を変えようとしているから。
壁にぶち当たるのは、挑戦しているから。
すべての挑戦者へ。
高島氏は公務員へのチャレンジですが、これは壮大な、尊大な、アントレプレナー精神(起業家精神)が学べる物語です。
日本は「起業後進国」と言われることもあります。
まだまだ少数派なのです。
だからこそ、時代を切り拓いていくのは、こうした精神を持った人たち。
世の中に理解される前に、一歩早く踏み出した人たち。
僕も早くその中に混ざれるよう、時代が追い付いてくる前に、結果を出していきます。
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