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毎週700kmの大移動していた頃のお話

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7ヶ月間、毎週毎週、東京と広島を行ったり来たりしていた日々を綴ります。苦悩の日々でしたが、僕の人生においてとても大切な期間でした。
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2021年3月の記事一覧

77.【東京広島物語⑦】自問を続ければ、答えに辿り着くことはできるのだろうか

答えとは何なのだろうか。そもそも何かに辿り着くことはできるのだろうか。問いかける。正解などなくとも、決断の時は迫る。 さて、前回の続き。 そんなことを思っていた、前回の記事から二日後のお話。 「広島に異動してもらうことになった」 上司お得意の冗談かと思いました。 結構ジョークが達者な方ですが、仕事が鬼のようにできる人です。 会社で最も尊敬しています。 その人が言うものだから、本気で冗談だと思ってました。 何言ってるんだろう?と言われた瞬間理解できないという現象が、人生

66.【東京広島物語⑥】なぜだか急いでいる。走っている。何とかしようと思っている。その僕自身が、決意の証明だった。

時間の使い方を変えようと決めた僕は早速何をしたかというと、というお話。 前回の続きです。 いろいろ自分の選択肢を広めようと思いましたが、何をどう学べばいいのかさっぱりわかりません。 先輩の助言から、さらに先輩方につなげていただいたり、学ぶ場に足を運んだり、いろいろ新しいことをやってみることにしました。 ただ、そのためには当たり前ですが学びますと門を叩く必要があります。 学ぶ人を決める必要があります。 そりゃそうです。 野球だって、イチローや松井秀喜など名打者はたくさん

63.【東京広島物語⑤】夢が叶っても、目標を成し遂げても、夢の先はまだまだ続く

僕の夢は、大学二年生の頃に生まれました。 小説を世に出すこと。 つまり出版です。 どうせなら紙の本で、自分の本が本屋さんに並ぶ光景を見るのが夢です。 時間をどうやって捻出していこう……と考えていた二年目の僕。 仕事は少しずつ増えてきて、たくさん覚えてきて、時間がどんどんかかるようになってきました。 土日の時間を使って、書こうとしてみました。 平日の仕事終わりの時間を使って、書こうとしてみました。 進んだと思いますか? ええ、全然進みませんでしたとも。 結局、寝たり

58.【東京広島物語④】朝活するだけで特別になれると思っていた僕は、そうではないことに気づく

「それならさ、朝活せーへん?」 いつかの年始の挨拶をくれた先輩から、しばらくやりとりが続いて、ふとそんなメッセージがきました。 この続き。 朝活云々、というのは、確か本が好きという話からの派生だったような気がします。(うろ覚え) もっとがっつり読みたいけれど、仕事も遅いしどこで時間創ればいいんだ、と思っていた頃でした。 朝か……と思いましたが、僕はどちらかというと朝人間です。 ありだな、と思いました。 意識高いな、と思いました。 意識高い、というフレーズは時に揶揄