コロナ禍でも山菜目当ての不法侵入者はやってくる
あらかじめ言っておくとこのnoteが言いたいのは
自分が所有していない山、所有者を知らない山で山菜をとるのは不法侵入及び森林窃盗罪にあたる(場合がある、と濁した方が一般人の戯言なのでいいですね)
コロナとの戦っているこの時期に密じゃないからって海とか山に来るな!密じゃないところに生活している人だっているんだぞゴルァ💢
ということです。
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五月晴れとはまさにこのことだろう、ってくらいの田植え2日目、奴らはやってきた。
弟は怪我のため田植えに参加できないので、自宅で留守番。我が家は、某山の中にある一軒家に取材をする番組で取り上げられる日が来るんじゃないか、みたいな立地にある。
つまり、郵便の配達と、宅配以外、滅多に人が来ることはない、来たとしても高確率で知り合いである。
この日、弟はなぜか庭が騒がしいことに気づいた。普段、昼間は鳥、夜は鹿とカエルの鳴き声しかしない我が家の庭から人の声がする、、、
弟はすぐさま庭に出て、でかい声で喋りまくっているBBA3人組を見つけた。勿論、知り合いではない。
弟は「ここはうちの土地なんで、山菜取らないで下さい、そして出ていってください」とすぐさま注意した。がしかし、人の庭に堂々と不法侵入しているBBAが聞く耳を持つはずもなかった。
「前の家の旦那がとっていいと言った」と、引き下がらない。
弟は疑問に思った。前の家の旦那、は私と弟が生まれる以前、つまりもう20年も前に亡くなっており、前の家はすでに廃墟状態である。あと、BBAが堂々と歩いているのは、どう考えても前の家の土地ではなく、我が家がガッツリ見える場所なのだ。
弟は2度ほど諭すも、こんな老害相手に話は通じないと説得を諦め、地元の駐在所に電話した。私はちょうど弟が電話している時に帰宅した。弟は怒り心頭のあまり、齢二十歳であるにもかかわらず、U字工事もびっくりな栃木弁で駐在所のお巡りさんと話していた。
弟が初めに声をかけ、駐在所のお巡りさんが自宅に来るまでの30分間、BBAは全く我が家の庭から出る気配がなかった。それどころか、座ってくつろぎ出した。人の家の庭でピクニックしているのである。弟は、その写真をバッチリ一眼レフで撮っていた。
お巡りさんに弟が一頻り事情を説明している間もBBAは呑気に座っていた。立ち会った弟から聞いた話だが、やってきたお巡りさんにBBAたちは「座って休憩するのもダメなの?」とたわけたことを言ったという。あんたがたが休憩している庭は、登山などを許可していない我が家の土地なので立派な不法侵入である。
BBAたちはその場で運転免許証から名前や住所を控えられた。近隣の市在住の70代−80代だった。BBAは「こんなことになるなら来年から来ない」という捨て台詞を吐いて去っていった。こっちから願い下げである。
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冒頭に「我が家に滅多に人が来ることはない」と書いたのですが、私が幼い頃から山菜取りに来る人はかなりいたんですよ、目視できたのもできていないのも含めて。
なぜ目視で確認できていないのに、山の幸泥棒がいたのかわかるのかと言うと、「タラノメ」が枯れていき、自生していたヤマユリの数がどんどん減ったから。
タラノメが山の幸泥棒と言う名の犯罪者によって枯れるメカニズムはこちらのnoteに詳しく書いてあります!
ちなみに、この出来事があった2日後に今度は知らんGGEが山菜取りしてました。家の真横で。まだ、誰の山かわからんから入っちゃった、とかならわからなくもないよ(結局許さないけど)、コロナの時期に、人の家が視界に入ってるのに取るその図太さは他に活かせないんですかー(鼻ほじ)
余力があったら来年のGW前には新聞の投書欄にも投稿したいです。
まぁ、noteに書いたところでこれを見る世代の人はほとんどこんなことしないと思うんです。でも、このnoteを見て「山菜取りいこう〜」って呑気に言ってるあなたのおじいさまおばあさまや親戚の方に、「犯罪者になる覚悟で行くの?」とかピシャッと言ってもらえたら田舎娘としては嬉しい限りです。