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イヌマキの実と蜜柑とシダの緑

 タイトル画像は、槇の実。正確にはイヌマキだという。と。ちょっと偉そう? 正確には、の所。例によって、グーグルレンズに教えてもらった(「槇」だと思っていた)♬♪♩

 ブルーの実がきれいだなってスマホを向けたのです。

 ところが、発見は色ではなく。グーグルレンズに教えてもらったのは、実の下の実でした。
 別の枝。拡大すると実の下にもう一つ実。団子みたいになってて。頭と体みたいに見えます。写真を撮ったときは気づいていなかった!

イヌマキ

 私的にはすごい発見(学び?)!
 グーグルレンズのリンク先、もちょっとサーフィンしましょ♪・・・
 イヌマキの変種に『羅漢槇』という槇(海岸に近い山に自生)があります。これは成長が遅くて日本庭園に向いているそうで、実(花托が肥大したほう=胴体部分)も美しい赤(紅)なのですって。
 そう、頭に紅の衣が羅漢見立てなのですって!!!

 解説記事を探しました。

 天辺の丸が果実で、その下のふくらみは花托が熟したものです。
 偽果だそうです。
 ふうん。
 そしたら他にもあるかも。・・・私は果実は種の周りの部分だと思っていたので、花托を食べるなんて・・・きっと珍しいんだと思って調べ始めました。そしたら。 偽果 おそるべし

真果と偽果
真果 (true fruit)
果実の大部分が成熟した子房壁 (果皮) からなるもの。カキ (カキノキ科) やミカン (ミカン科) が好例。
偽果 (false fruit, pseudocarp) (仮果、副果)
果実の大部分が果皮以外の付属物 (萼筒や花托など) に由来するもの。リンゴやイチゴ (バラ科) が好例。
果実はふつう大部分が果皮から構成されるが、果皮以外の部分が多くを占めることも少なくない。例えばリンゴは子房下位であるため子房は花托に包まれており、成熟した果実の大部分 (食用にする部分) を花托由来の組織が占めている。またイチゴの果実も肥大した花托部が大部分を占め、子房由来の部分 (真の果実) は小さな粒として花托の表面に散在している。

筑波大学生物学類HP

 バラ科の果物の多くは偽果なのだそうです。知らなかった―。
 きっと前にも聞いたとこがあったんだと思うけど、よく理解していなかったんだと思う。そういえば、ハマナスの実の上に顎みたいなのがツンツンしていた。野バラの実も生えてた。
 つまり、偽果って普通だったんだー。
 ん・・・実がなって・・薔薇の場合はその実が花托の熟したものの中にシューって取り込まれたってことか。
 まとめ・偽果は普通。

 でも。
 種と「花托が熟したもの」が離れているのは、珍しいよね?
 あっ。ギリギリ、これって、裸子植物ってことか?

 裸子植物(らししょくぶつ、英語: gymnosperms、学名:Gymnospermae)は、胚珠が心皮によって包まれず、露出状態になっている種子植物である[3][4][5]。3.8億年前の中期デボン紀に出現し、種子植物の中で、祖先的な特徴を持つ[6]。

Wikipedia

 よくわからないけど、私の解釈は違う気がする。ああ、余計なことを考えるのはやめよう。

 本筋に戻って。

 拡大してみました。なんか・・・割れてる。そして・・・え?これって

イヌマキ

 割れているのは、芽が出ているからでした。
 調べている最中にそんな写真があって、あれ?と思って戻ったら、この実も樹上で発芽していたのです。びっくり~。

イヌマキ

 イヌマキに驚いて長くなってしまいました。
 散歩の成果。もう一つは蜜柑。

蜜柑

 最後に、みどり。

 イヌマキに驚いて、竜頭蛇尾になりましたがっ。
 シダのさわやかさをご堪能いただけますよう。

 今日もいい日でありますように

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