そぞろ歩きのみつけもの、野菊
交差点の脇の空地に、野菊が咲いていました。
私たちの子どもの頃は「野菊の墓」なんかで、感想文を書いたものですが、そのころはノギクは近くになくて(町場育ち)、空想の花でした。
北海道の高速道路の法面一面に咲いていてびっくりしたのが思い出です。
ちょっと調べた>>>
特定の種を示すのではなく、キク科のノコンギク、ヤマシロギク、イナカギクなどのシオン類、ヨメナやユウガギクのヨメナ類、ミヤマヨメナなどの一般的通称。夏から秋に開花し、頭花がキク属Chrysanthemumに似て、山野にみられるので野菊という。[小山博滋 2022年3月23日]
伊藤左千夫(さちお)の『野菊の墓』は、舞台が千葉県矢切(松戸市)で、墓地などに生える点を考えると、カントウヨメナAster yomena Honda var. dentatus Haraである可能性が高い。ヨメナはオハギの名で『出雲国風土記(いずものくにふどき)』、ウハギで『万葉集』に載る。以上。
北海道の花壇に、孔雀草という名のポット苗を植えた。背が高くなって、ノギク(たぶん、上のことからするとヨメナだよね)がこんもり平らに咲くのに比べ、枝がピンピンと伸び、花瓶に指しても見栄えする。
なまえ、英語だとどちらも『アスター』のようだ。
アスター:『Aster(アスター)は、ギリシャ語の「aster(星)」から』 https://www.hana300.com/kujaso.html
アスタリスク*も、星なんだなーと思ったの、思い出しました。
今日も良い一日でありますように。
夜見ていただいた方には、よい夢が訪れますように。