レジリエンスを高める②
こんにちは、嘉瀬遥です。
今回も前回に引き続き、「レジリエンス」について書いていきます。
「レジリエンス」とは、逆境や困難、強いストレスに直面したときに適応する精神力と心理的プロセス(全米心理学会)と定義されています。
「レジリエンス」は先天的な能力ではないため、後天的に身につけ、鍛えることができます。
ということで、今回は、「レジリエンス」の高め方について紹介していきます。
まずは、レジリエンス資源を増やすことから始まります。
レジリエンス資源は主に、
・感情・情動コントロール力
・自己効力感
・自尊感情
・良い人間関係
・楽観性
の5つと言われています。
この資源が豊富な状態だと、思い込みをコントロールしやすく、感情の落ち込みにも打ち勝つことができます。
5つの資源から、今回は2つをピックアップして、鍛え方を紹介します。
(1)自尊感情を向上させる
自尊感情とは、自分自身を価値ある者だと感じる感覚です。
自己肯定感とも訳されることがあります。
実践しやすい5つの方法としては、下記が挙げられます。
・他人と比較することをやめる
→スマホの普及により、SNSなどで他人と自分を比較してしまう人も増えてい流ので、使用頻度を下げる仕組み化をしましょう。
・よく食べ、よく睡眠を取ること
→肉体の健康は精神の健康にも繋がります。
・継続的に運動をすること
→有酸素運動が特におすすめです。
友達やコミュニティに属して運動してみるのもおすすめです。
・日常的に小さなことでも自分を褒めること
→一日を振り返る日記で自分を褒めることもおすすめです。
・笑顔でいること
→笑顔の癖をつけることで自然と自尊感情は高まります。
(2)自己効力感
自己効力感とは、「自分なら出来る、きっとうまくいく」と自分の可能性を信じる力のことです。
代表的な4つの方法としては、下記が挙げられます。
・達成経験を積む
→小さい達成を何個も積み重ねて行くことで、「自分はできない」という思い込みをアンラーニング(反転学習)することができます。
・自己の長所に注目する
→できている部分で気づく機会を増やすために、日記のような形で何かしらの記録を残すことがおすすめです。
・身近な成功事例を参考にする
→自分と境遇や能力、立場が似ていた例から探していきましょう。
・健康を保つ
→一番手っ取り早い方法です。毎日続けることで自己効力感は高まっていきます。
いかがだったでしょうか?
これからの時代を生きていく上で、必要不可欠な「レジリエンス」ですが、このようにして後天的に身につけ、鍛えていくことができます。
自分のために、ぜひ取り入れてみてください!
いつもありがとうございます♪