噛み砕き力とは!?
こんにちは、嘉瀬遥です。
最近、仕事で「噛み砕き」の重要性を再認識したのでシェアしていきます。
チームで仕事をする際に、基準を伝える人がいます。
ただ、基準を突きつけただけでは意味がありません。
チームメンバーが基準を理解し、自分ごとに捉えて行動するからこそ意味があります。
その際に重要になってくるのが、噛み砕きをする人です。
「噛み砕く」には2通りの意味があります。
1つ目は、一口では食べられないものを歯で噛んで食べやすく砕くという意味です。
そして2つ目は、言葉を「噛み砕く」と使います。
理解しにくい言葉を相手が受け取りやすいように分かりやすい言葉に置き換えたり言い換えたりするという意味です。
ここからは、ダイエットを例えに話していこうと思います。
栄養指導の場面を想定し、「3ヶ月で10kg痩せましょう」という指導をするとします。
その際に、対象者が「その目標設定は厳しい…」と感じたとします。
ここから噛み砕きスタートです!
①メッセージを受け取りやすいように本人のメッセージに対する解釈を変える
<例1>論理的な思考の人へ対して
*リスクを伝える
このままの生活をしたときのリスクを明示する。
*細分化
「3ヶ月(12週間)で10kgということは1週間あたり840gです。
1日あたり120gですね。
脂肪1kg減らすのに7000kcalの消費が必要なので、120gということは1日あたり840kcal消費すればよいということになります。」
*選択肢の提示
1)食事療法のみ
2)運動療法のみ
3)食事療法+運動療法
<例2>感覚的な思考の人へ対して
*視覚的に
10kg痩せたイメージ写真を見せる。
*ワクワクエンロール
「10kg痩せたらこんなことができます!」
②今いるところからひとつひとつ進んでいけばいいんだと伝える
いきなり3ヶ月と言われると、継続できるか不安になる人がいます。
そのときに大事なことは、一歩目を明確にすることです。
3ヶ月で-10kgを、1ヶ月目で-2kg、2ヶ月目で-4kg、3ヶ月目で-4kgとし、
まずは1ヶ月目の目標を達成しようと力づけします。
人は自分で決めたことを達成することで自己信頼(自信)が高まります。
これをスモールステップ法とも呼びます。
さらに大事なことは、行動ベースに落とし込むことです。
毎日◯分歩く、ご飯は1食1杯までなど数字を明確にして行動目標を立てることがポイントです。
①で「私にもできるかも!」とテンションが上ったときに行動目標を決め、仕組み化(ルーティン化)まですることが目標達成に効果的です。
③行くべきところに戻す
重要なことは基準を下げないことです。
目線は合わせながらも、最初に決めた目標を達成するための力づけを継続することです。
実際にやってみると、「思っていたより大変…」「やっぱり私には無理かも…」となる人もいます。
そのときは、どうしてそう感じたのかをヒアリングし不安要素を明確にします。
不安要素が明確になったらそれを取り除き、最初に決めた目標を達成するための軌道修正を行います。
この3つのポイントにそって、噛み砕きにチャレンジしてみてください!
そして、自分にとって噛み砕きをしてくれる人(この人の言葉が分かりやすいと感じる人)を見つけておくことも、自分自身の目標達成に効果的だと思います。
噛み砕き力を活かして、目標達成能力の高いチームをつくっていきましょう!
いつもありがとうございます♪