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レジリエンスを高める①
今回はとある記事を読んだ感想を書いていきます。
唐突ですが、
皆さんは「レジリエンス」という言葉を知っていますか?
もともとの意味は「弾力」「弾性」といった物理学の世界で使われる言葉です。
また、心理学における「レジリエンス」とは、困難や脅威に直面している状況に対して、「うまく適応しながら成長する能力」を意味しています。
全米心理学会によると、
逆境や困難、強いストレスに直面したときに適応する精神力と心理的プロセス
と定義されています。
・回復力:竹のように曲がってもすぐ戻る
・緩衝力:テニスボールのように凹んでも跳ね返す
・適応力:新たな厳しい環境下でもやっていける
ここからは、「レジリエンス」を高める効果を紹介します。
・集中力やパフォーマンスの向上
・創造的、包括的な問題解決力の向上
・限定されたリソースの有効活用
・周囲に対する効果的な働きかけ
・リスクを特定、対応する能力の向上
・ネガティブな事象への的確な対応
・営業能力の向上
・ストレスへの対応力の向上
・問題行動の減少
また、なぜ「レジリエンス」が必要なのかを3つに分けて説明していきます。
①リーダーシップ能力を向上させるため
日々変化が生じ、不確実性が高まる中で、多くの企業では対応力が求められ、先陣を切って走ることの出来る確かなリーダーシップをもった人材の育成が急務とされれています。
②キャリア自立力を養うため
自らの生き方、働き方を迷う人が多い中で、どうするべきか自ら考える力を養うことが必要です。
個人を取り巻く環境は過去に類を見ないほどに激変しています。
こうした複雑性、不確実性の高い状況では、長期のキャリア展望を描くことが極めて困難になります。
だからこそ、困難に出会った場合でも、現実的かつ合理的に、しかし楽観的に物事を捉え、たくましさをもって逆境を乗り越え、体験から価値ある何かを学び、そのために成長する力が求められています。
③ストレス対処力を身につけるため
現代社会において多発する心の健康の問題に対応する必要があります。
WHOでも「2030年までにうつ病が世界の主要な疾病負荷になる」と予測しており、企業における損失やリスクの観点から看過できない経営課題の一つになっています。
長く健康的に生き生きと働き続けるためにも、早いうちから「レジリエンス」を高めることが大切になります。
次の記事では、「レジリエンス」の高め方を紹介します!
いつもありがとうございます♪