日記のススメ


賛否はあるが、実家に帰ってきた。帰ってきたことが間違いだったと思わせるように、着陸時の機体はガンガンに揺れた。

つけっぱなしにしたテレビが、帰省した人を中傷するビラの件を何度も報じるから、申し訳ない気持ちになってきて、旧自室に篭り、いらないものを選別している。


サンタクロースからの手紙とか、吹奏楽のコンクールの時の手作りのお守りとか、受験の時に作った世界史のノートとか、懐かしいものがたくさん出てきて、一人で「はあ〜!」とか何とか言いながらやっている。

オリジナルの小説が出てきたときには軽く胸やけした(恋愛もの)(中学でも高校でも書いてた)(ちょっと文章力上がってた)。あといたるところにポエムを書きすぎ。下敷きの裏にBUMPの歌詞を書きすぎ。



小さいころ、鍵付きのノートをもらったことをきっかけに、長年、不定期ながらも日記をつけている。これまで書いたノートの数は15、6冊にのぼる。


久々に初代ノートを見てみると、書き始めたのは6歳の秋だった。

卒園式で歌った歌の歌詞とか、スイミングスクールの進級テストがうまくいかなくて泣きまくった話とか、初めて福岡に行った感想とか、めちゃめちゃ細かく書いてあった。

っていうか6歳で日記を長々と書いてるの、内向的すぎない?


あと歌詞を書き写すの、高校生になってもやっていたので、大体のことは6歳ぐらいまでに完成されちゃうんだな。


実家にある最後のノートの日付は、2011年3月31日で終わっていた。新しいノートを持って上京したらしいことを思い出す。

ぱらぱらめくると、悩んだり苦しんだりしながら大人になってきた形跡があった。あの時がんばってくれて、わたしを東京に連れてきてくれてありがとうねえ。


昔から感じたことを忘れたくない性分だから書き記してきたけど、どうやら自分もちゃんとやってきたらしいということに、今のわたしが励まされる。どこまでがわたしなのか分からないけど(過去のわたしと今のわたしは同一人物か?ということです)、少なくともその時のわたしのことは称賛してあげたい。偉いぞわたし、よくやったわたし!

社会人になってからは大体行った場所のチケットとかのスクラップが中心になっちゃってるので、ノートに文字を書くという行為に没頭してみてもいいのかもしれない。


鹿児島の6歳女児が大きくなって、上京して、28歳になるまでの記録、もしかしたらけっこう価値のあるものかもしれないぞと思ったけど、大半が恋愛ネタと自作のポエムだから何の参考にもならない気もする。



東のエデンを見ている。ショッピングモールに住んでるっていう夢みたいな設定なのに、人がたくさん死んじゃってつらいから7話目でギブしそう。

滝沢くんはこんなにかっこいいのに、ビビりだからアニメが見られなくてサブカルを語れない。



おしまい。


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