見出し画像

初めての「お母さん」へ


元々神経質な私ではありましたが、
初めての出産、初めての赤ちゃん
つまり初めての育児

何もかもが「初めて」

そりゃそうだ!

でもね、なんかなぁ
言われたらそうなんだけれども
女…女性…母親…なんだから!
って「初めて」をすっぽり抜かして
初産なのに生後5日後に産婦人科を退院した途端
「母親なのに…」
を求められませんか?

いや、お前も父親だろが!
って言いたくなりません?

そうだよね?

私だって
おむつを替えるのにあたふたして、なんとかやっているのに
たまに失敗しておお漏れしたりしてて
泣きそうになりながらおむつを変えて
シーツ変えて下着を着替えさせてとしているのに隣人はそれでもどこか他人事。

うんちになると知らんふり、気づきませんでしたとばかりの態度

「やっぱりママがしたほうが良いよね」
と言われる。
そりゃ場数踏めば多少は上手になるわ。

泣かれたら「はい、ママ。ママじゃないと泣きやまないから」

いや、お前もなんとかしろよ!

今から30年前
スマホも無ければガラ系もない時代。

雑誌を買い込んで読んではあれやこれやと知識を詰め込むしかなかった。
いいのか悪いのか
合っているのか間違っているのか
何もかも分からず
不安でしょうがなかった。
ただ、たぶんこれで良いはず
という思いだけでやってた。

なのに相棒はどこか他人事。

辛かったわぁ。
よく持ち堪えたわぁ、私。

夜泣きがなかなかおさまらなくてね。
一歳半になってもずっと夜泣きしててね。

真夜中に赤ちゃん抱いて
寒くないように綿入れ(知ってるかなあ?)を逆にして赤ちゃんに被せるように着せて散歩したなぁ。
夜中の1時、2時。
女が1人で赤ちゃん抱いてウロウロ歩いて

今思えば治安上最悪だよね。

だけどねぇ、その時はそれしか思いつかなかったのよ、ホントに。

どうにか泣きやませないと
泣き疲れて寝かせないと
ってね。

ワンオペ なんて言葉さえなかったよ。
会社も産前6週産後8週しか産休がなかった時代
育児休暇も時短勤務という言葉もなかった。
ほんの30年前だよ。

今では信じられないよね?

産後4週で保育園に預けて
2週間の保育慣らしをして
復職したら時短勤務なんて無いからいきなりフルタイムで勤務。

それなのに、家に帰れば
「はい、ママ」だもん。

毎日泣いてたなぁ。

会社のトイレに座っては
「5分だけ寝かせて」って居眠りした。
ギリギリだったよね、体力的にも。

今はね
育児休暇もあるし
時短勤務もあるし
男性の育児休暇もあるらしい


制度は大いに使おうよ
制度は使うためにあるんだから

使ってなんぼよ!

お母さんが泣かないために
疲れすぎないように
使えるものはぜーーーんぶ使おうよ

初めての「お母さん」

私は応援しているよ

いいなと思ったら応援しよう!