がんばれ!ベアーズ
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
1976年のアメリカ映画。弱小少年野球チームのコーチと子どもたちを描いたコメディ作品です。主演はテイタム・オニール。
わたしの映画人生を語る上で外せない、大切な想い出の作品です。
人生初の洋画体験!
1970年代。わたしが小学生だった時のお話です。
小学校高学年(10〜12歳)くらいの頃って、クラスの中にひとりやふたり、やけに早熟な女の子がいませんでしたか?
「男子って、コドモっぽくてやぁねぇ」
なんて言う、おませな子。
わたしがまさに、そんな少女でした。
お子様扱いされるのがイヤで、年齢より大人に見られたくて仕方ない――。近所のおばさんから
「はるひちゃんは、大人っぽいわねぇ」
なんて言われたら、それはもう最高の褒め言葉!笑
そんな頃に、ちょうど公開された映画が『がんばれ!ベアーズ』でした。
親の同伴なしで、自分だけで映画館に行きたかったのです。うちの弟みたいな “ちびっ子” 向けの「東映まんがまつり」とかじゃなくって!笑
・・・
夏休みに新潟の祖父母のところへ帰省した際、その町の映画館で上映されていたのが『がんばれ!ベアーズ』でした。
(地方なので、東京よりもだいぶ遅れての公開だったと思います)
人生初、“引率なし” の映画館!
人生初の洋画! 字幕!
わたしってオトナ♩ カッコイイ〜♡
ご満悦でした。笑
アメリカってスゴイ!
本作の主人公「アマンダ」を演じるテイタム・オニール! もうね、キラキラ輝いて見えましたよ〜♩
「あの娘は、誰!?」
「わたしと同じ、子どもだよね!?」
「オトナっぽい!!」
サングラスをかけるテイタム。
不良っぽい男の子に話しかけられても、たじろぎもせず、サラリとあしらうテイタム。
チューインガムを噛みながら、よその大人を相手に堂々とタメ口で話すテイタム。
「アメリカの子って、スゴイ!!」
それはもう、とてつもないカルチャーショックでした。
わたしがささやかに自己満足を覚えていた “大人っぽさ” などとはレベルが違〜う!笑
・・・
ただ “大人とタメ口” については、英語を理解できるようになった今思うと、単なる訳(字幕)のせいで “タメ口” に聞こえてしまった、という気も。
敬語の語尾「です」「ます」をセリフに付けるかどうかなんて、字幕翻訳者の訳しかた次第ですものね。
三人称もしかり。普通に訳すと "He" は「彼」になるし、"She" は「彼女」になる。当たり前のことです。
それだけのことなのに、テイタムが「彼は」とか言うと、なんだかすごく大人びた言い回しに聞こえる訳ですよ!
日本の小学生は言わないでしょう?「彼に話してみよう」とか。笑
憧れのテイタム・オニール♡
ともあれ、字幕による多少の誤解はありつつも、スクリーンで観たアメリカの女の子、テイタム・オニールは一躍わたしの憧れの対象になったのでした。
以来『スクリーン』や『ロードショー』といった映画雑誌をむさぼるように読み、テイタムの切り抜きを集めたりしていたっけ……♩
それからも、
など、ティーンが主役の数々の洋画を観ては、海外の文化や外国の女の子たちに憧れをつのらせていました♡
今でもこれらの作品を観ると、少女の頃の気持ちがよみがえってきて胸が “きゅん♡” と、ときめいてしまいます。
このことは、また別の機会に note に書きたいなぁ。
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