新しい人生のはじめかた
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
(※ツイート内のリンク先は現在、無効となっています)
2008年のアメリカ映画。エマ・トンプソン&ダスティン・ホフマン主演。大人のラブストーリーです。原題は "Last Chance Harvey"。
エマ・トンプソンが好き♩
わたしね、エマ・トンプソンが大好きなのです~!
彼女の出演作『ラブ・アクチュアリー』をご覧になったことはありますか? あの作品の、彼女のお芝居がとっても良くて…… いや泣きましたね~!涙
美人で、セクシーで、ゴージャス!なハリウッドの女優さんも素敵だけれど、エマ・トンプソンの知性と品性を感じさせる雰囲気が、わたしは好きです。イギリス人らしくて良いなぁ、と思います。
う~ん、好き!
なんていうのかな、「その人が生きてきた時間の堆積」をちゃんと感じさせてくれる女優さんなんですよね。別の出演作『日の名残り』も良かった!
やさしい大人の恋
大好きなエマ・トンプソンに加え、相手役を演じるのは演技派の大ベテラン、ダスティン・ホフマン! この主演の二人だけで、観たくなるではありませんか♩
主な登場人物
○ ケイト(エマ・トンプソン)
ロンドンの統計局で働く独身女性。老いた母から干渉&依存されがち。
○ ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)
NYで活躍するCM音楽の作曲家。離婚して、離れて暮らす一人娘がいる。
ダスティン・ホフマン演じるハーヴェイは、離れて暮らす娘の結婚式に出席するため、ロンドンを訪れます。離婚した元妻は既に再婚しており、娘も現在のステップ・ファミリーにすっかり馴染んでいます。
娘のことはもちろん大事に想っているハーヴェイでしたが、仕事人間なので、娘との間には心の距離がある感じ。「ヴァージン・ロードは継父(ママの再婚相手)と歩きたい」と娘から言われてしまいます。
一方、エマ・トンプソン演じるケイトは、独身。実家の母から携帯に頻繁に電話がかかってきて、口うるさくあれこれ干渉される日々。
傷つくことを怖れるあまり、恋をあきらめている様子のケイト。見かねた友人がお見合いデートをセッティングするも、そこでもやはり疎外感を感じてしまい、まったく楽しめません。
そんな二人がロンドンで出逢うのですが――。恋の展開は、ぜひ本編で♡
・・・
ストーリーとしては、なんてことはないのです。ラブストーリーなので「二人が出逢って」「惹かれ合う」。これ基本。
でもね~、良いのですよ♩ 大人が観るには、これぐらいベーシックな方が。淡々と、でも丁寧に綴られてゆく、ハーヴェイとケイト、それぞれのバックグラウンド。寂しさ。抱えている想い……。
主演がまた演技力抜群のコンビですから、主人公たちの心情を巧みに表現してくれます。会話している時の表情が、ダスティン・ホフマンも、エマ・トンプソンも、すごく自然で素敵なんだよなぁ♩
ラブストーリーは、主人公の心情に共感できたり、その恋を応援したくなったりできることが肝(キモ)!――だとわたしは思っているので、本作はバッチリ合格! 存分に堪能できます。
自分にも、いいことあるかも♪ と思わせてくれる優しい映画。
なのです♡
個人的には、ハーヴェイに「終わるまで待ってる」と言われて、小説の講習会に参加しているケイトのシーンが印象に残っています。
ロンドンの風景が素敵!
本作はロンドンが舞台なので、いつかイギリスに行ってみたいと思っているわたしにとっては、とてもうれしい作品でした。
あの噴水の広場は、ロンドンの何処だろう? 行きたい。
ハイ、調べました! 答えは「サマセット・ハウス」でした。
(Somerset House)
素敵だな~♡ 行ってみたい!
ここ♩
冬は広場がスケートリンクになるそうで、ロンドンの風物詩なんですって。
すぐ近くのテムズ川河畔のシーンも素敵なので、そちらも注目してみてくださいね。
▼ エマ・トンプソンの関連作品
▼ 全作品インデックスはこちら