道のりは遠いけれど...
例えばの話です。
職場に29歳の人がいて、そこに23歳の新人がやってきたとします。
仕事の段取りを教えていると、
「理解できない」
「なぜこんなことをしているの?」
と、何度も疑問を投げかけられます。
さて、この時、29歳の先輩は、どう対応すべきか?
パターン1
今は40代とかの人に、自分が昔教わった手順を、
「とにかく、この会社ではこの方法でやることになっている」
「この通りにしないと怒られるヨ!」
などと言って、何とか教え込もうとする。
たぶん、これはもう、うまくいかない。
パターン2
理解されない、なぜこんなことをしているの?という疑問を聞いたら、
「どういう方法ならできる?」
「確かになぜだろう?」
と、考えたり、調べてみたり、変えられることであれば変えることはできないか?と、新人と一緒になって動いてみたりする。
きっと、そういう対応をした方が、23歳の新人にとっては理解しやすいし、実は長い目で見ると、組織全体にとってもプラスになるような気がする。
ピラミッドが逆の時代
昔は、組織がピラミッド構造の会社が多く、なおかつ、ピラミッドの上のほうは小さな三角形(人数が少ない)でした。
上司が少々変な指示を出して、半強制的に部署全体でそれに従ったとしても、若手や中堅は、それなりに反発したり、仲間同士で愚痴ったりしながら、それなりに、気持ちを整理して対応できていたのでしょう。
でも今は、多くの組織が、逆三角形の組織になってきています。
ピラミッドの下の方が小さな三角形。
例えば...15名くらいしかいない組織だと、
新人は1人。
その上は、7~10年目くらいの人が6人。
で、役職者が8人。
とかになっていたりします。
14人から偉そうにされる新人は、たまったものではないでしょう!
しかも、こういう状態は、これから何十年も続きます。
だから、逆ピラミッドで持続可能な組織を作っていく必要があります。
若い人に媚びるとか、甘やかす、ということではなく、彼らが理解しやすく、続けやすい方法や環境を作るために、経験値の高いベテランが考えを巡らせ、体制やルールを整える手助けをする。
そこには、年齢を重ねた人にも、若い人にも、責任が伴います。
口で言うのは簡単ですが、実行に移すのは難しいです。それは承知の上で、何とか徐々にでも、そういう動きを取っていきたいと思っています。
いつか、「こうすればうまくいった!」という事例(というか実績)を、小さなことでもいいので得られれば、note に書くようにします!
私の書いた kindle もお読みいただけると嬉しいです!
あと、最近少し、youtube にも手を出しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。