叱ること。怒ること。
「感情的に怒るのは良くない。しっかり相手のことを叱ることができるようになりなさい。」
何十年も前に、先輩から、そう教わりました。自分でも、それが正しいと思っていました。確かに、当時は、その考えで上手くいくケースが多かったのかも知れません。
それは、体育会系に限らず、学校生活や部活の場で広く浸透していた考えだと思います。そして、職場においても。
「叱る依存がとまらない」という本を読みました。叱るという行為を、「相手にネガティブな感情を与えて、コントロールしようとする行為」と定義しています。叱る側が、感情的かどうかや、相手のことを思っているかどうかは関係ない。あくまで、叱られる側がネガティブな感謝を抱くかどうかに目線を向けています。
目から鱗です。
確かに、叱られる側からすれば、ネガティブな感情になる点では、叱るも怒るも、どちらも嫌でしょう。
叱る、という行為から、ネガティブな感情を与えるというのを取り除けば、相手へのアプローチはどのようなものになるか。
指導、説明、注意、指示、説得、諭す、促す…他にも書かれていました。
こんなに、たくさんの選択肢があるのに、叱る、怒る、の2択で考えて、「感情的に怒るのは良くない。しっかり相手のことを叱ることができるようになりなさい。」などと、未だに言い続けるのは、もう、時代遅れなんだろうな…と反省しました。
というわけで、今後は、叱ることも、怒ることも、無くしていくよう、心掛けようと決意しました。なかなか難しいでしょうが…
最後までお読みいただき、ありがとうございました。私自身の思うところも、kindleでいろいろ書いています。よろしければ是非、お読みください。
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