シェア
切れ間のない 青空のひとすみ、 ぽっかりと 色が抜けていました。 そこには、 出番にはまだ少…
私でさえも。 私でさえも忘れていくんだ、今の私のことを。 今の私の内側で、燻っている弾ける…
世界の終わりに、人々は抱き合うと思うよ。 あなたはわたし。 わたしはあなた。 そんなことに…
毎日を慈しんで愛するよ。 理不尽なこの世界。 それでも、君は昨日と変わらない声で笑う。 気…
その細い右足で蹴りあげたコンクリート。 規格外のばか力に負けそうな、 一筋の赤いストラップ…
ー愛ー ◇傷つけていいから、傷つかないで。 ◇今日も君が傘を忘れてきますように。 ◇憎まれ役、買います。
夕暮れどき。 車窓から見える風景を、まばたきで切りとる。 次にまぶたを開いたときには、そ…
俗にいう無駄なこと、無駄な時間を削っていったら、 そこに何が残るんだ、と思う。 何も残ら…
本当のことが言えない世の中なんてさ。 嘘の方が余程聞こえがいいんだ。 真実は不器用に、世界の隅で軋むような音を立てている。 耳触りのいい言葉が羅列して渦巻いてそこに君は溶けていって、いいのかい。 それで、いいのかい。