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切れ間のない 青空のひとすみ、 ぽっかりと 色が抜けていました。 そこには、 出番にはまだ少…
私でさえも。 私でさえも忘れていくんだ、今の私のことを。 今の私の内側で、燻っている弾ける…
世界の終わりに、人々は抱き合うと思うよ。 あなたはわたし。 わたしはあなた。 そんなことに…
毎日を慈しんで愛するよ。 理不尽なこの世界。 それでも、君は昨日と変わらない声で笑う。 気…
その細い右足で蹴りあげたコンクリート。 規格外のばか力に負けそうな、 一筋の赤いストラップ…
人のやさしさは、心に水を注ぐように、少しずつしみ込んでいく。 心が乾いていたことに、気づかせてくれる。 そのたびに、人にやさしくありたいと強く願う。 心に素手でそっと触れられたような。 自分をほんの少し、無防備にさせてくれるやさしさ。
ー愛ー ◇傷つけていいから、傷つかないで。 ◇今日も君が傘を忘れてきますように。 ◇憎ま…
夕暮れどき。 車窓から見える風景を、まばたきで切りとる。 次にまぶたを開いたときには、そ…
俗にいう無駄なこと、無駄な時間を削っていったら、 そこに何が残るんだ、と思う。 何も残らないんじゃないか、と思う。 少し自暴自棄だろうか。 だけど、それに気づかないフリして、合理性や効率という言葉に飛びつく自分に問いかけたいのだ。 少し賢くなった気分で、生き急いでいる自分に。 何をしたら満点だろう。何をしたら成功だろう。 そもそも成功するために私たちは存在しているのだろうか。 無駄なことが楽しいんだろう。なんでもないことで笑い合いたいんだろう。 夢みたいな夢