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切れ間のない 青空のひとすみ、 ぽっかりと 色が抜けていました。 そこには、 出番にはまだ少…
私でさえも。 私でさえも忘れていくんだ、今の私のことを。 今の私の内側で、燻っている弾ける…
世界の終わりに、人々は抱き合うと思うよ。 あなたはわたし。 わたしはあなた。 そんなことに…
夕暮れどき。 車窓から見える風景を、まばたきで切りとる。 次にまぶたを開いたときには、そ…
俗にいう無駄なこと、無駄な時間を削っていったら、 そこに何が残るんだ、と思う。 何も残ら…
本当のことが言えない世の中なんてさ。 嘘の方が余程聞こえがいいんだ。 真実は不器用に、世界の隅で軋むような音を立てている。 耳触りのいい言葉が羅列して渦巻いてそこに君は溶けていって、いいのかい。 それで、いいのかい。
髪を切る行為は、重さを捨てる行為だ。 鬱屈した感情を、捨てる行為だ。 24時間、一緒に過ご…
自分の感性が少しずつ死んでゆくのを、私は傍観するしかできない。つまらない大人になるのは嫌だといくら叫んでも、知識ばかり蓄えた頭を振ったところでどうにもならなくて。 なんでもないことに心が揺れ動くかどうかは、私自身が決められることではないようです。ああどうか繊細な女の子でいさせて。