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BALLISTIK BOYZ 『ラストダンスにBYEBYE』 人生初フェスの前後で曲の感想を比べてみた 【5】


推しの配信をきっかけに始めたこの連載。今回は日曜日だけど特別編で。


5月25日、BALLISTIK BOYZが新曲『ラストダンスにBYEBYE』を発売した。そして今日、半年ぶりに、彼らに、会える!!!!!!!(今、5月28日の昼です。)
前回のライブは12月頭。ファ〜〜〜、長かった……待ってたよ、待ち侘びたよ……。

今回、人生初のフェス参加でもある。はじめまして横浜スタジアム!
早く会場に着きすぎて時間を持て余しているため、「フェスでパフォーマンスを観る前の感想」と「パフォーマンスを観た後の感想」を両方書いてみようと思い立った。

表題曲はやるだろうけど、カップリングはどうだろうな……もし歌わなかったら、フェスの感想を書きます。


〈開演前の感想〉

1.『ラストダンスにBYEBYE』

「無理しないで」が精一杯 唯一かけれる言葉だったんだ

サビが強烈に印象に残る。一発で覚えた。
正直なところ第一印象は「オタク(私)から推しへの想いですか?」だった。

想いを寄せている人は、別れた恋人を忘れられずにいる。〈「忘れてしまえ、もういいんじゃない?」は、僕の心で止めておく〉のは、〈いつの日か振り向いてくれたら〉と願っているから。

Aメロの〈すぐ返すリプライ〉や2番の〈けどまだするリングとフォロー〉など、SNSによって恋人の存在が型取られるあたりが、“今”の歌だなと思う。〈離れてちゃダメかな? 歳なんて気にしない〉という詞(ここの流星くん良い……)とサビのら抜き言葉を重ねてみると、年下の少し足りない感じが演出されるように思えて結構好き。それでも若さの勢いで突っ走らず待つことを選ぶあたりに、彼女への想いの本気度を感じる。全て妄想だけれども。

個人的にはダンスバージョンの動画こそ観てほしい! サビの松井利樹くんがまぁたダンスの神様になってる。彼がセンターに来ると、ソロパフォーマンスなのかと勘違いするほどの吸引力がある。目が離せない。この曲はパフォーマンスがあってこそより輝くのかも。今からのフェスが楽しみ!


2.『Milk&Coffee』

この曲が今回で一番好き!
フェスでやるかなぁ、無さそうだな……。
Art trackが今までにない感じですごくいい。攻めの姿勢大好きだよ。

Aメロの深堀未来くんと砂田将宏くんの掛け合いが好き。ここ聞いた瞬間「あ、好きなやつや」ってなった。あと、〈出会ってしまったの Beautiful regret〉がズギャーンと刺さった。美しい後悔。何それ……。自分の脳内辞書にはない言葉の並びに触れたときのドキドキ、何度味わっても飽きない。

サビのメロディーラインが聴けば聴くほど複雑な動きをしていて、加納嘉将くんの歌唱力に改めて脱帽。

私は昔からずっと、人間のどうしようもなさが浮き彫りになった恋愛の曲が刺さる傾向にある。そういう曲ばっかり聴いてる。〈優しい嘘〉ってワードが入ってる曲に間違いはないです。恋愛の泥沼みたいな曲をバリちゃんが出してくれたのが嬉しい。苦くなるとわかっているのにひとときの甘さに酔いしれてしまう、〈吐息の距離でさえも 心隠し合う〉(=白黒付けない)2人を『Milk&Cofee』と表すその感性、惚れ惚れしますね……。

なんとなく、〈I love you so bad〉のメロディーが宇多田ヒカルっぽいと感じた。


3.『WAVIN’』

これはやるでしょ! フェスでやってこそでしょ!
浜辺で聴きたい。いつかワールドスタジアムツアーで夕陽が浮かぶ水平線をバックにこれ歌われたら泣いちゃうね。

夏の曲ってどうしてこんなにも、楽しさと切なさが混ざり合うのでしょうか。BALLISTIK BOYZのサマーソングは3曲目だけど、全部最後には泣きそうになる。〈星の海を踊るよ〉のフレーズではPasionの〈夜空に響かし星を駆けよう〉を思い出した。〈冷めたピザとRed cops〉はSUM BABYのMVが浮かぶ。これまでの曲との繋がりを感じられるのが嬉しいし、それによって重ねてきた時間と成長に実感を持てる。

またもや、加納くんの振り幅がすごいなと思わされる。ラストダンスにBYEBYEのサビとこの曲のBメロ歌ってる人が同一人物とは思えないのよ。すごい。
太陽の擬人化こと日髙竜太くんが〈太陽が海にキスした瞬間灯るGreen Flash〉を歌っててガッツポーズした。彼は意外とメルヘンでロマンチックな歌詞が多い、そして似合う。きゅん。〈太陽が嫉妬するほどに煌めくStarlight〉とはたぶん竜太くんのことだと思うのですがどうでしょうか。

耳の奥でそっと響くような奥田力也くんの〈この景色忘れない ずっと〉で終わる余韻に胸がぎゅっとなる。うわ〜〜これ泣いちゃうかもな、大丈夫かな。


っしゃ! それじゃ、行ってきます!




天気良すぎた、フェス日和


〈行ってきた!〉

曲の結果から言うと、表題曲『ラストダンスにBYEBYE』は歌った! それはそう!
無いだろうなと思っていた『Milk&Coffee』はやはり歌わず、『WAVIN’』はBGMだけだった。パフォーマンス観たかったけど、最後のメンバー挨拶のBGMが『WAVIN’』なのは適任だったな。終わらないで〜の気持ちが増した。

半年ぶりのバリちゃん、沁みた……………。
パブロフの犬よろしく、Pasionイントロのラッパ音が鳴った一瞬で血流良くなった。あと太陽が照りつける快晴の下で浴びるSUMMER HYPE、楽しさと解放感がものすごい。心のもやが丸ごと一掃された。野外ライブ、これはクセになる。

白と青を基調としたバリちゃんには珍しい色合いの衣装(写真)が、 THE 夏フェス!な雰囲気でかっこよかった。あれ、これ『ラストダンスにBYEBYE』のMV衣装(黒赤)と対極の色ですね?


パフォーマンス前後で比較できるのは1曲になってしまったけれど、『ラストダンスにBYEBYE』を観た感想を書く。
この曲はやっぱり、サビが見どころだと感じた。サビの1,2音目〈無理〉で、映像がグルンと切り替わるように勢いよく曲の世界に引き込まれる。

そして、ラスサビの加納くんと竜太くんの二重奏。泣いたよ。せっかくの双眼鏡がぼやぼやよ。

主旋律を歌う加納くんの裏で竜太くんが高音を重ねているのだけど、裏だからといって細めに出して支えるような雰囲気が全くなかった。音源の5000倍くらいパワフル。これこそがライブの醍醐味だなと噛みしめた。2人とも最高域。ギア全開。推し贔屓だったらごめん、でもあの瞬間の竜太くん本当に凄まじかった。

突き抜けた声量でボルテージを上げることを得意とする2人が、曲の最高点をぶち破る勢いで音を重ねる。もちろん泣くほど綺麗なハーモニーだった。けれど私には、ハモるというより、双方が負けじと絶唱した結果、互いの良さが極限まで表出されたように見えた。

ただでさえ1回きり、そして席の距離もあって記憶がままならないのに、そのラスサビがあまりに印象強くてほかの箇所を憶えきれていない。でも、あの2秒のために横浜まで行く価値はあった。行ってよかった。

やっぱり私は彼らの創るステージが、7人が織り成す音楽が、一緒に飛び跳ねたくなる多彩なパフォーマンスが、それらを直接体験できる時間が、本当に本当に好き。うわーん好き!! 今年の単独ライブなしで8月からタイに行ってしまう寂しさが未だにチラつくけど、でも、待っていたいと思えた。そういう意味でも、行ってよかった。ありがとうバリちゃん。大好きだ。

あと、『Milk&Coffee』のMC陣ソロパフォ演出、めちゃくちゃ見たい。何卒……!!



プレイリストというか、新曲感想とイベントレポになってしまった。まあよい。本日深夜の『Love music』でフルサイズ披露です!(これを言うために今日投稿した。) 観てほしい!!



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