遊び作り / 絵の女の子を積む 『つみこ』
こんにちは。遊びクリエイターの大嶋です。
今回は自分が作った遊びの『つみこ』について紹介させていただきます。
実は結構前からできてはいたのですが、こうウダウダしていまして。
それだともったいないので、思い切って外へ出すことにしました。
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『つみこ』とは、小さな女の子の絵に対して「積む」ことで遊ぶことができる、少し変わった積木です。
『つみこ』は最初は額縁に収まった1枚の絵でしかありません。
少し傾いた、線で描かれた女の子の絵でしかありません。
これでは女の子と遊ぶことは難しいのでこっちに出てきてもらいましょう。
額縁を外して、ひっくり返すと絵がバラバラと崩れ、ブロックになります。
ブロックの一面だけ画用紙が貼られていて、1つのブロックにだけ小さな女の子が描かれている少し変わった積木になります。
こうすることで絵の女の子と戯れることができるようになります。
どのように戯れるかというと、「積む」のです。
積木と同じように「積む」ことで絵の女の子と対話するのです。
いろんな積み方ができますね。
高く積んだり、あえてバラバラと乱雑に置いてみたり、傾けて積んでみたり…。
他にも積み方はあるかもしれません。
あえて枠の中で構成してみたり、家の中にあるものを使って積んでみたり、積む場所を変えてみたり…。
そうやって色んな積み方をしていくことで、1枚のただの平面の絵であった女の子はその枠から飛び出し、遊び手と戯れていく中で色々な表現が生まれ、より生き生きとした存在となります。
それってとても面白いと思いませんか?
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この遊びはパキッとしたわかりやすい面白さはありませんが、個人的にはすごい気にっています。
こういう遊びが欲しいと思って作ったので当たり前ですが。
この面白さは実際に触ってみないと伝わらないものでして、なんならものすごいポテンシャルを秘めている気もするので、これで終わりにするのではなく長々と付き合っていこうと思っています。
まだまだ語りたいこともありますが、今回はここまでにしておきます。
ありがとうございました。