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ネガティブ思考を「武器」にする方法

「ネガティブであることは本当に悪いことなのか?」

このような疑問を
あなたは持ったことがあるだろうか?

一般論としてネガティブは
悪いことという認識が多い。

もしあなたが
ネガティブ思考な人間であれば
是非とも、本記事に目を通していただき
「ネガティブ」に対する
新しい視点を持っていただきたいと思う。

まず初めに
「人は何故、ネガティブになるのか?」

これについて
進化論的な理由から考えていきたい。

ネガティブな思考が湧く理由として
古代よりヒトに備わっている
「危機察知能力」
関係があるといわれている。

すなわち

「自分の身に危険が及ぶ可能性」

これらを警戒するために
ネガティブな思考がある論だ。

脳がネガティブな思考を持つことで
活動的、積極的な行動を抑制し、
出過ぎた行いをしないよう
脳がストップをかけるというわけである。

それこそ古代、大昔。
ヒトが狩り先で猛獣に出会えば
それは死を意味する。

はたまた
森で生えているキノコを
無作為に採取してしまえば
それもそれで
毒による危険がある。

そうした危険を避ける知恵として
「不安」や「恐怖」という感情が
備わるようになったのだ。

これらのネガティブ思考というのは
結局のところ

「自分の身や命を守るための防衛機能」

という役割があったわけである。

とはいえ、時が経った現代において

「肉食獣に襲われる」とか
「食料が手に入らないかもしれない」とか
「この食材(?)を食べたら死んでしまうだろうか?」とか

そうした狩猟採取時代のような危機が
未だに続いているかどうかについては
あなたもご存じの通りである。

結局のところ
現代における「身の危険」とは
そのほとんどが
「対人」「人生」に関するものである。

「仕事でミスしたらどうしよう」
「あの人に嫌われたらどうしよう」
「老後のお金が心配だ・・・」
「健康診断に引っかかった・・・」
「どうせ自分なんか・・・」

現代において
その行動や判断が
狩猟採集時代のように
自分の命に直結するような機会は
極めて皆無だ。

それ故、
現代におけるネガティブな思考は
「自分の捉え方次第でどうにでもなる」
ということを
まずはお伝えしておく。

どうしても
ネガティブ思考から抜け出せないのであれば
まず最初のステップとして
「不幸中の幸い」「小さな幸せ」を探してみよう。

ネガティブな出来事といっても
本当にその出来事全てが
最悪なことであるという機会は
そうあることではない。

ネガティブ思考で注意深いあなたなら
きっと上記のように
取り返しのつかない事態になるまで
事を放置しておくことはないはずだ。

ちょっとした不安
ちょっとした異変
ちょっとしたミス

そうした僅かな変化を繊細に感じ取り
そこから負のスパイラルを連想してしまう
そんな機会が多いのではないだろうか?

問題が小さいうちに気づけることは
それもそれで
「不幸中の幸い」と言える。

そんなときだからこそ
考え方を180度、回転させてみよう。

「仕事でミスっても、味方はいる!」
「嫌われることより、好かれるための事かんがえよう!」
「お金の心配するなら、とりあえず今から始めてみよう」
「健康異常値があっても、正常な項目は継続しよう!」
「どうせ自分なんか・・・でも、自分だからこそのこともある!」

「ネガティブな自分の考え」を
「ネガティブに、否定的に捉える」という具合。

マイナスの反対はプラスなのだ。

どうしても人の思考というのは

「自分が正しい」
「これまでがずっとそうだったから」

という、過剰な思い込みが非常に多い。
そして厄介なことに
こうした「バイアス」と言われるものが
無意識に出てしまうところも
人間の弱い面でもある。

だからこそ、
今、思っている自分の考えとは客観的に
その考え自体を否定的に捉えてみる
そんな視点を持つことを意識してみよう。

「自分の思考」や「常識」を疑うことで
他人の捉え方や考え方を
幅広く認知できる機会となる。

こうして
「今の自分にはなかった思考」を
積極的に取り入れようとする姿勢は
今後の人生において
より多くの思考や選択肢を増やす
またとない機会となる。

ネガティブな自分に悩んでいるあなたは
是非ともそのネガティブを
上手く活用するよう
意識を変えてみてはいかがだろうか?

今、あなたが感じている「ネガティブ」

これらは
あなたの身や心に迫る危機から
あなた自身を守るために働いてくれている

そんなネガティブを敵に回すことなく
味方として受け入れてあげよう。

ネガティブを受け入れ
上手に付き合えるようになれば
きっとのその頃には
あなたのネガティブは
「強力な武器」として
頼もしい存在となっていることだろう。

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