『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎 著
「自分の弱さを自分で知り、現実から逃げずに立ち向かうこと」
この本を読み終えて私の心に浮かんだ言葉だ。
主人公のコペル君が些末な事柄を自分なりにあれこれと考え、叔父さんのノートからたくさんのヒントをもらい成長していく過程を通じて、人間の尊厳や倫理、絆の強い友情について、そしてコペル君が友人に謝罪する一連のシーンでは「弱い自分から目を反らさず立ち向かうことが大切」であること、この作品で最も伝えたいことであり、私自身見つめ直すべき教訓がここに描かれていると考えた。