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    落書き・水彩 『座って、話して、恋をして』

    落書き・水彩 『座って、話して、恋をして』

    『君たちはどう生きるか』      吉野源三郎 著

    「自分の弱さを自分で知り、現実から逃げずに立ち向かうこと」 この本を読み終えて私の心に浮かんだ言葉だ。 主人公のコペル君が些末な事柄を自分なりにあれこれと考え、叔父さんのノートからたくさんのヒントをもらい成長していく過程を通じて、人間の尊厳や倫理、絆の強い友情について、そしてコペル君が友人に謝罪する一連のシーンでは「弱い自分から目を反らさず立ち向かうことが大切」であること、この作品で最も伝えたいことであり、私自身見つめ直すべき教訓がここに描かれていると考えた。

    『君たちはどう生きるか』      吉野源三郎 著

    小さな画シリーズ 2024/8/1

    おはようございます。お久しぶりです🐭 今日から8月ですね。陽ざしがあついよ~ でも、やっぱり夏は最高ですね。大好きです🌄 そんなわけで夏の情緒に刺激されて、趣味のイラスト作成で描いた「入道雲の画」を共有します。今年の楽しい夏を過ごせるといいな~🎐

    小さな画シリーズ 2024/8/1

    小さな語りシリーズ 当分お休みのお知らせ 

    Small Story Serie Posting break noticeいつも私の小さな物語を楽しく読んでいただき、ありがとうございます。 突然ではありますが、毎日続けている『小さな語りシリーズ』ですが、当分投稿をお休みとさせていただきます。 理由として ・自作の小説に専念するため ・デザイン・イラスト作成に専念するため 投稿停止期間は特に決めておりませんが、再開する場合は改めてnoteでお知らせします! 今後とも応援の程、よろしくお願いいたします。 Small S

    小さな語りシリーズ 当分お休みのお知らせ 

    小さな語りシリーズ2024/07/19  Small Story Serie

    2024/07/19「入道雲」"Cumulonimbus" 夏休みの始まりと共に、男の子と女の子の兄妹は田舎の祖父母の家にやってきた。家は山間の静かな村にあり、鳥のさえずりと風の音が心地よい。毎朝、祖父母の庭で朝食をとり、祖父と一緒に畑の手伝いをするのが日課となった。 ある日の午後、兄妹は近くの川へ向かった。川沿いの道は細く、草がぼうぼうと生い茂っている。途中、お兄ちゃんがふと立ち止まり、妹に「見て、あれ」と指をさして言った。空には大きな入道雲が浮かんでいた。真っ白で、ま

    小さな語りシリーズ2024/07/19  Small Story Serie

    小さな語りシリーズ2024/07/18  Small Story Serie

    2024/07/18「蛍」"Firefly" 川のせせらぎが聞こえてくる中、僕は机に向かって期末試験にむけて勉強をしていた。開け放した窓から、ひんやりとした風が部屋に流れ込み、昼間の暑さが嘘のように消え去る。僕はふと窓の外をのぞいた。目線の先にぼんやりと光る小さな点々が目に留まった。蛍だ。 その光に引かれるようにして、僕は外に出た。夜の空はひんやりとして心地よく、草むらを歩くたびに露が足元を濡らす。蛍の光はまるで星のように輝きながら、庭の奥へと誘った。 庭の片隅にある小

    小さな語りシリーズ2024/07/18  Small Story Serie

    小さな語りシリーズ2024/07/17  Small Story Serie

    2024/07/17「バッティングセンター」"Batting center" 多忙な仕事帰りの夕暮れ、今日も俺は繁華街の片隅にあるバッティングセンターに向かっていた。入り口の古びた看板が薄暗い街灯に照らされて、かすかに輝いている。ここは、俺にとって特別な場所だった。ボールを打ち返す感触が、日々の疲れや不満を一瞬で忘れさせてくれるのだ。 中に入ると、いつもと変わらない光景が広がっていた。打席にはすでに数人の若者が順番待ちをしている。カーン、と爽快なバッティングの音をBGMの

    小さな語りシリーズ2024/07/17  Small Story Serie

    小さな語りシリーズ2024/07/16  Small Story Serie

    2024/07/16「ダイエット」"Diet" 夏の日差しが照りつける朝、彼女はランニングシューズを履いて玄関を出た。毎日のダイエットが習慣となり、早朝のジョギングは欠かせないものになっていた。汗をかきながら、町の静かな通りを走る。近所の犬が彼女に向かって尻尾を振ると、それに軽く微笑み返しながら進んでいく。 仕事から帰宅すると、彼女はすぐに冷蔵庫を開ける。サラダの準備をするのが彼女の日課だ。カラフルな野菜たちを丁寧に洗い、鮮やかなサラダボウルに盛り付ける。彼女のスマートフ

    小さな語りシリーズ2024/07/16  Small Story Serie

    小さな語りシリーズ2024/07/15  Small Story Serie

    2024/07/15「流しそうめん」"Nagashi somen" 夏の太陽が庭を照らし、風が吹き抜ける中、私たちは流しそうめんを楽しんでいた。お父さんが竹筒に冷たい水を流し込み、お母さんが「準備はいい?」と微笑みかける。私はその瞬間を逃さないよう、箸を握りしめる。 「行くよ!」お父さんの声と共に、そうめんが竹筒の中を滑り落ちる。私は一心不乱にそうめんを掴み、口に運ぶ。その冷たさと爽やかさが口いっぱいに広がり、思わず笑みがこぼれた。 「やっぱり、夏はこれだね」とお母さん

    小さな語りシリーズ2024/07/15  Small Story Serie

    小さな語りシリーズ2024/07/14  Small Story Serie

    2024/07/14「カレーライス」"Curry Rice" 僕が学校から帰宅すると、お母さんがすでに台所に立って、何かを作っている。こちらを見ると「おかえり。手を洗っておいで」とにっこりして言った。ソファに座っていたお父さんも「おかえり」と読みかけの新聞から目を上げて言い、「今日の晩御飯は楽しみだぞ」と子供みたいな笑顔を浮かべて言った。 台所から、僕の大好物の匂いが漂ってくる。「もしかしてカレーライス!?」と僕は目を輝かせると、母親は微笑み「そうよ。あなたの大好きなカレ

    小さな語りシリーズ2024/07/14  Small Story Serie

    小さな語りシリーズ2024/07/13  Small Story Serie

    2024/07/13「故郷」"Hometown" 夏の日差しが窓辺に差し込む中、私は故郷の町へ向かう電車の中にいた。都会の喧騒から離れ、心地よい田舎の風景を車窓から眺めていると、懐かしさと共に心がほぐれていくのを感じた。 田んぼが広がる景色、緑の山々、そして川沿いに咲く花々。その風景に見惚れながら、記憶の中に眠っていた思い出がふっと浮かんでくるのを感じた。子供の頃、家族と一緒にピクニックに行った場所や、友達と探検ごっこをした裏山のことがまるで昨日のことのように鮮明によみが

    小さな語りシリーズ2024/07/13  Small Story Serie

    小さな語りシリーズ2024/07/12  Small Story Serie

    2024/07/12「気ままな休日」"Carefree Holiday" 梅雨が明け、7月の中旬、空はどこまでも澄み渡り、街は夏の陽射しに包まれていた。独身のサラリーマン男性は、そんな日差しを背に受けながら、いつもより少しだけ早く起きた。その日は特に予定もなく、ただ一日を自由に過ごすつもりだった。 朝食を簡単に済ませた後、彼は部屋の片隅に置かれた古いチェスセットを手に取った。これも昔からの趣味の一つだったが、最近は忙しさにかまけて全く触れていなかった。窓から入る涼しい風に

    小さな語りシリーズ2024/07/12  Small Story Serie