ぼうず'n coffee / 心を落ち着かせるための絵と空間 | 2018年
2018年12月の半ば。
お恥ずかしながら
会社で完徹してしまいました。
ということから、
その日は15時頃早上がりをさせていただいた、ということから始まるこのおはなし。
※早いもので、もう年を越してしまった...!汗
今後改めて、新年の抱負や振り返りも追ってしていきたいと思います。
なんだかそのまま家に帰るのももの悲しくて
そして自然に癒されたい欲求があって
そんなことを思いながらふと目にしたSNSのタイムライン。
あの場所が偶然開店していることを知る。
池袋から徒歩10分程。曹洞宗の寺院である、祥雲寺内に構えられた、その名も ぼうず'n coffee。
曹洞宗といえば、中国系、座禅。
そして、ご本山は福井・永平寺...!
冬の永平寺、近いうちにお目にかかりたい...。
お寺の本業もあるため、週に1回営業されるかどうか、のお店。
神社仏閣が大好きなわたしとしては本当に癒しの場所で。そのため、何度か足を運んではいるのだけれど、久々の行けるタイミングで、心踊る。
誘われるように、お店へと向かいました。
お店のロゴマークも可愛いんです。
入り口でメニューをオーダーして、大広間へ。
12月、荘厳とした紅葉がそこにありました。
自然とこの空間、景色を前にするとお客さんは皆静かに無言のときを楽しむのが暗黙の了解のようで。
それがまた、心地よさを生み出しています。
大好きな抹茶ラテを頂きます。
器もとても可愛い。抹茶ラテは甘みが少ないタイプで、お店の方はお好みでお砂糖を、と案内してくださりますが、この自然な甘さがわたしはすきです。
穏やかな自然、紅葉を見ていたら
無性にこのようすを切り取りたい衝動に駆られました。
決して見たそのままを映し出してはいないのだけど。気ままに描く、って楽しいなぁ。
綺麗に描こうとする部分は少なからずあるのだけど、比較的自由。
自然の芽吹くような姿を、形を、焼き付けておきたかった。
お気に入りの場所、広間の片隅に腰掛けながら、無心で描く。静かで、とても上質な時間。
生産性が、といわれたらそれまでなのですが、時にはこういうなんでもないような時間が、わたしには必要なんです。
絵を描いているとき、
左隣にいた男性が、静かに文庫本を読まれていて。何を読んでいるんだろう、と少々気になったりもしてましたが。
人それぞれの過ごし方があるなぁ、なんて思ったり。
わたしは企画をするしごとに就いてるけれど、
何かを考えるとき、周りからみると突拍子もないようなちぐはぐな論理を立てがちな気がしていて。
ストレングスファインダーの「運命思考」のように、一見関係ないような物事がつながっている、と感じて疑わないような部分。
でも、悪く言えば論理という形に嵌めないと、人に伝えられない。
人に伝えたい、その気持ちはあるけれど
既につながっていることを改めて言語化する。当たり前のことのようで、とても難しい。
そんな不思議なせめぎ合いが、自分の中にあります。
それが時折、とても苦しい。
苦しいけど、
適度にその気持ちと付き合って
共存していきたいよね、いかなきゃいけないよね。結局のところ、そこに落ち着くのです。
無心故に、要らないことも考えてしまう、という矛盾。笑
きっと、
この空間にぼーっとしにくる人もいれば、内省に耽る人もいて、様々なバックグラウンドがあるんだろうな。
ちなみに、ここぼうず'n coffee、
広間とお庭の間には、コの字型の縁側もあります。とても立派。
あたたかい日には、テラス席(という表現は適切だろうか?)もおすすめ。
ゼリーにプリン、あんこトースト、お抹茶...
どら焼きも。
器も可愛らしくて、気持ちが上がります。
母親や友人を連れて、これまで何回か伺いましたが、今回は久々のおひとりさま訪問でした。
池袋という、都会からほど近いところに位置する癒しの空間。また、ふらっと立ち寄らせていただきます。
ごちそうさまでした。
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