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2024/8/23【春馬さんの「言葉」を詠む】〜「日本製」熊本県[天明堂・北川和喜さんに聞く“六菓匠”]から(二首のうちのニ首目)
2020年4月5日に出版された「日本製」という本は、
三浦春馬さんが、47都道府県の「美しい事、物、人」を
4年半に渡って取材し、まとめたものです。
47都道府県は、北から南の順番(北海道から沖縄へと)で載っていますが、
私は取材した順番で、ご紹介していこうと思っています。
では「日本製」の取材4回目の
熊本県【天明堂・北川和喜さんに聞く“六菓匠”】からニ首詠みました。
今回はニ首目です。
できるだけ彼の言葉をそのままに・・・
短歌の調べにのせて詠んでいきます。
(彼を見習って英語バージョンも)
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眼差しや
垣間見える笑顔には
彼の生き様が
滲み出ているようです
It seems that his way of life is exuded from his gentle gaze and faint smile.
「日本製」“熊本県”より
*熊本県南区川尻にある6軒の和菓子店主からなる「開懐世利六菓匠(かわせりろっかしょう)」の代表として、全国でも類を見ない和菓子を通した町興しを続けている北川さんのお話を伺いたいーその思いがこの地へ足を向かわせていた。
*今でこそカステラを始め多くの菓子を扱う「天明堂」だが、元々は江戸時代の天命年間(1781年〜1789年)に飴屋として創業したのがルーツ。明治時代に栄えていた川尻に地の利を求めて移転。以来この地で店を営んできた。
*「昔は多くの商売が成り立っていたのですが、時代とともに川尻の町から歯抜けのようになくなっていき、お菓子屋さんや刃物屋さんといった、自分達でオリジナルが作れる製造業だけが最後に生き残ったということなんです」(北川)
*活気を失っていく我が町を「なんとかしないといけない!」と立ち上がったのが「開懐世利六菓匠」だった。その20年以上にわたる地道な活動が評価され、2014年には地域文化の発展に貢献した団体に贈られる地域文化賞を受賞。
*「川尻町の歴史を研究されている方に、『“開懐世利”というのはあなた達のことだ』と言って頂いたんです。“開懐世利”とは中国・明時代の地理書に伝わる川尻の古名なんですが、“懐を開いて利をなす”
ー私達をそういう存在だとおっしゃった。」(北川)
これからも・・・
ひとりでも多くの方に “三浦春馬さんの言葉” を
伝えることができたらと思っています✨
お盆も過ぎて
厳しい暑さもあと少しでしょうか。
お読みいただきありがとうございました🌸