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Dr.Martinに憧れて。

17歳。
雑誌で見かけた、黄色いステッチのブーツにくぎ付けになった。
かっこよくて、大人で、、、でもものすごく高かった。

お小遣いを貯めて、絶対に買うと誓った。

私は田舎住みで、もちろん店舗なんかない。
ネットでたくさん調べて、えんじ色のブーツに決めた。
黒でも茶色でもなくえんじ色。
17歳なりの背伸びだった。

春、秋、冬それぞれの特別な日に足を通した。
一度、雨に降られたことがあって、意地でも濡らすまいと靴下で自転車を漕いだのはいい思い出だ。

そんなマーチン先生は、今も私の足元にいる。
この靴を履くと、自信がみなぎる。胸を晴れる。

当時は背伸びだったけど、今は身の丈に合ってきた。
大人になったなぁ。

これからも、あの時のわくわくキラキラした気持ちを思い出しながら、マーチン先生といろんな場所に行きたい。
今年の冬もよろしくね。

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