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本質を見る力
大学では、「物事の本質を見極め、理解する力」を身に付けることができると、私は思っている。
これは、ある先生の講義を受ける中で気付いたことだ。
↓↓↓ この記事で、「1本100円のペンを2本買うと、100(円)×2(本)=200(円)と表すが、なぜ=200(本)ではなく=200(円)なのか」と問うてくれた先生です!
先生は講義の度に、物事の本質にこだわって問いを投げかけてくれた。
社会の仕組みを根本から理解できているような気がして、とても面白かった。
「本質先生」というあだ名まで付けて、毎週の講義を楽しみにしていた。
(先生はすごく気に入ってくれて、退官までずっと覚えていると思います。と言ってくれました笑)
これ以降、物事の本質や理屈に着目するようになった。
(ちなみに、この力が付くと質問力も上がります!!)
身近なことで言うと、
私たちはなぜ税金を払っていてそれは何に使われているのか。
公共事業は何のためにあって、なぜ行政が行っているのか。
なぜ教育が義務化されているのか、それは何がきっかけなのか。
などなど、当たり前に思えていることに疑問を持って調べてみると、本来の目的が見えてきて、仕組みが分かってくる。
本質が理解できると、現代社会のズレに気付くことができる。
本来の目的から逸脱していることが意外と溢れていることを知る。
例えば、移住婚。
結婚のために、東京23区から地方移住する女性に60万円を支給する政策が問題となった。
これは、女性が地域に残らず、都市部に出ていくことが過疎化の原因だという見解が背景にあるようだが、本当にそうなのだろうか。
過疎化の原因の本質を理解できていないと、とんちんかんな対処に繋がってしまう。
このように、「物事の本質を見極め、理解する力」を身に付け、批判的な視点や自分で考える力を養う場として、大学はあるのだと思う。
教えられたことを鵜呑みにするのではなく、疑って疑問を持って考えてみる。これができる人は、とてもかっこいいと思う。
大学という場所は、自分の学びの姿勢によって、とても素敵な場所になる。