モネが夢見た景色も。日本にある「モネの庭」。
印象派の巨匠、クロードモネといえば睡蓮をモチーフにした作品を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
モネはジヴェルニーにある自宅兼アトリエで多くの作品を描きました。
そんなモネの庭を再現した庭園が高知県の北川村にあります。
行ってみたらそこは、想像以上に感動あふれる場所でした。
高知県北川村
世界で唯一「モネの庭」という名称の使用の許可がおりた庭園は、高知県の東部に位置する北川村にあります。
北川村は、その土地の95%が森林。
ゆずの生産が盛んで、人口は1300人ほどだそうです。
モネの庭を作るにあたって、実際にクロードモネ財団にお願いをして庭園を作ることになった経緯があるなど、歴史や熱意がすごいです。
いざ、モネの庭へ。
北川村へ行くには高知県の市街地から車で1時間30分ほど。
公共交通機関でも行けるようです。
ただ、市街地からは結構離れてるので、帰りのことも考えて下調べはしっかりしたほうが良さそうです。
一見は普通の村なのですが、モネの庭の近くには何やらクリーム色の建物が立ち並んでおり、少し海外風な感じでワクワクしてきます。
水の庭
入園料を払い、花々が咲き乱れる小道を抜けると初めに現れるのが「水の庭」です。
モネの絵といえば、水面にゆらめく睡蓮や陽の光、
日本の影響を受けたとされる太鼓橋などが印象的ですが、そんなモネの絵の世界が目の前に広がります。
庭といっても整えられすぎることはなく、植物が生き生きとしています。
この日は晴れたり曇ったり天気が変わりやすかったのですが、たまに日差しが差し込むと夢のような景色に。
移り行く瞬間の美しさをずっと見ていたくなりました。
ボルディゲラの庭
水の庭を抜けて奥に進んでいくと、少し植物の雰囲気も変わって、ゴツゴツとした岩が見えるような庭、「ボルディゲラの庭」が現れます。
こちらはモネの描いた絵からイメージして作られた、日本オリジナルの庭だそうです。
モネが温室を立ててまで咲かせようとしたものの、最後まで咲かすことはできなかったというエピソードが残る、熱帯性の青い睡蓮もここでは見ることができます。
モネが夢見た景色が見られるのも、この庭園の魅力です。
花の庭
水の庭、ボルディゲラの庭から駐車場を挟んで反対側にあるのが「花の庭」です。
こちらの庭では季節の花々が咲き乱れます。
こちら側にはジヴェルニーのモネの家をイメージしたお土産ショップやレストランもありました。
モネには、キッチンは青、食堂は黄色と部屋ごとにカラーのこだわりがあったそう。
そんなモネの自宅も想像しながらお買い物や食事ができます。
花の庭を眺めながら食事をするのも、いい時間になりそうです。
まとめ:高知に行ったらぜひいってほしい
モネの作品は、日常の中や自然の中にある一瞬の美しさを捉えたところが好きなのですが、
そんな、一刻一刻変わりゆく景色の中にある美しさを感じられる場所でした。
印象派の作品が好きな方、自然が好きな方は間違いなく楽しめる場所なので、機会があればぜひ行ってみてください。
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