はるかめ・れおん
『疲労社会』を読みながら取っていた読書メモです。 内容や構造がちょっと複雑な本だったので(でも哲学本にしては相当読みやすくてフレンドリーな一冊でした!)、読みながら迷子になりそうな時などに、誰かのお役に立てたら嬉しいな〜と思い投稿します。 本の目次構造に沿って、内容で気になったところ(完全に主観)を箇条書きで書き出しました。(※小見出しは私が勝手に目印として付けているものです。) メモだけでは本書の魅力は全然伝わりきらないので、ぜひぜひ、実際に本を手にとって読んで
疲れ切った社会 世の中が疲弊している、という感覚は、いま多くの人が共有しているように思う。 「あいつは仕事ができる、あいつは仕事ができない」という擦り減った話題ばかりが繰り返されて、全員が他者からの視線や評価に恐々として日々を送る。やたらと将来への不安を駆り立てるような言説が巷に溢れかえって、積み立てなんちゃらというような金融商品を押し付けられては実態のないマネーゲームの一端に巻き込まれる。「自分らしくあれ」とか「君ならまだまだ、もっとできるよ」などという言葉に踊らされ
明日で30歳になる。 20歳になるときには「失われた20年」と言われ、30歳になるときには「失われた30年」と言われる。 日本という細長い国民国家に生まれ落ちてこのかた、もうずっと、失われてしかない。 I’m so lost. というのか、Fxxx, we’re totally lost here. なのか、とにかく何かを信じたり無防備に未来を楽観したりすることは速攻ナラクの落とし穴だとばかり思い知らされてきた世代。 1992年、まっさらでうまれてくる。 1993年
こんにちは、はるかめ・れおん です。 本を読むのが好きで、色々考えるのが好きで、文章を書いたり絵を描いたりすることも好きで、それなりに世界の近未来を案じていて、それなりに自分でも希望を描き出せるようになりたいとも思っています。 でも、これまでずっとそういうことを、一人きりでジメジメと楽しんできて、誰かと共有したり語り合ったり一緒に何かを作って行ったりということをことごとく避け続けてきました。(半分は意識的に、半分は無意識に。) 怖かったんでしょうか? どこかで身勝手な諦め