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二十四節気 七十二候【寒露】


本日10月8日は二十四節気の十七番目、寒露(かんろ)にあたります。

寒いという字が入るとなんだか冬の気配ですが、それもそのはず…1ヶ月後にはもう立冬を迎えます。

七十二候では今日から「鴻雁来(こうがんきたる)」に入ります。


さて、鴻雁の鴻と雁とは具体的にどんな鳥なのでしょうか?

気になって調べてみました。

「鴻」はハクチョウやヒシクイなど大型の水鳥の総称で、「雁」はマガンをはじめ、ハクガン、シジュウカラガンなど、カモより大きく、白鳥たちより小さい水鳥の総称。

鴻も雁も水鳥を指すようですが、残念ながら西日本ではほとんど見ることができません。

ラッキーなことに私は新潟に住んでいる頃、ヒシクイやハクチョウなどをたくさん見ました。

新潟はその漢字のとおり、干潟や湖などの湿地帯がたくさんあり、秋冬には渡り鳥の人気スポットになります。

白鳥は昼間は田んぼでもよく見かけるので、新潟で白鳥を見たことがない人はおそらくいないんじゃないかと…🤔

新潟に住んでいた頃はとにかく暇だったので、秋冬になれば潟や湖へ行って渡り鳥の観察や撮影をしていましたね。




といっても元々私は鳥が大の苦手なのです(できるだけ半径2M以の距離をたのしみたい)

鳩が怖くて公園や街中でもびくびくしながら、時には遠回りしてでも鳩を回避していたし、小学校の時は絶対に鶏小屋には近づきませんでした。

ところが新潟へ引っ越してから、よほど暇を持て余していたのか…?それとも鳥好きの夫に唆されたのか…?
休日によく鳥の観察をするようになりました。

佐渡島に行った時は、帰ってから旅行の写真を見返すと、人間より鳥の写真でカメラロールがいっぱいになっていてびっくり!なんていうことがありました。




よく人は年を取るにつれ、花・鳥・風・月の順に愛でるようになると言いますが、あれは本当なのかもしれませんね〜。


思えば新潟に住んでいたのは二年弱という短い期間でしたが、その間鳥以外にもたくさんの自然に出会いました。

吹雪の中、初めて命の危機を感じたことも貴重な体験です。

自然や暦について興味を持ったことの一つに、新潟での生活は大きく関係してるんやなぁと振り返ってみて初めて感じました。




そういえば書きながら思い出しました。

そもそも新潟に行くのをなぜあんなに嫌がっていたか…それは寒いのが苦手だったからです❄️

元々冬が嫌いで11月〜2月頃は私にとってひたすら耐えるシーズンなのです。

ところが新潟に住んだ後、太平洋側に戻ってきた途端…冬が嫌いなんてちっとも思わなくなりました。

冬でもこんなに太陽の光を浴びれるなんて幸せ!むしろ大阪の冬は暑過ぎてダウンの出番少ないな〜て感じです。

歳を重ねるにつれて、苦手だったことを好きになるのはとても嬉しいことですね。


新潟の田んぼで見かけた白鳥たち
近づくとすぐ逃げていきます


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