庭のモクレンと自己決定
北海道にも、ようやくお花の季節がやって来ようとしています。
ども…。水曜日担当 公認心理師の高杉ゆう子です。
先週は、お休み頂いちゃいました(;^_^A
画像は、我が家の庭のモクレン。
今にも咲かんとしている様子を見ていると、やっぱり心浮き立ちますね…。
もし、このお花が咲いた様子を見たい!と、
むりやり花びらを開いたら、このモクレンはどうなるでしょう?
綺麗な花にはなりませんよね…。
それどころか、その花は、ダメになってしまうことでしょう。
ここんとこ、我々が発信している「自己決定」って、
そういうことだと思うんです。
モクレンは、モクレンのタイミングで、気温や太陽の加減を見ながら、
自分の一番ベストなタイミングで、自ら花を咲かせる。
子どもも一緒。
我が子とはいえ、同じ人格ではないので、
こちらが考えるタイミングとは、違うタイミングで花を咲かせるんですよね…。
決して無理に花びらをこじ開けるようなことをしては、
花自体がダメになってしまう…。
自ら花開くまで待つ…
実は、子育てにおいては、これ、大切なプロセスだと思います。
振り返れば私は、育ってきた中で、こじ開けられたことしかありませんでした。
だから若年期は、完全に自分を見失っていました。
その後、心理を学ぶのですが、師匠にはこんな言葉をかけられたものです。
「頑張ってもいいことない…って思ってるのよね!」
衝撃でした。
親の言うとおりに頑張っても、自分が望んだことではないので、いい結果にはならないって、体験が、
「頑張ってもいいことはない」
と、捉えていたんです。
もし、親が子どもの望まない選択を押し付け続けたとしたら、
子どもは、頑張ることすらマイナスと捉える…
って、怖くないですか?
だから自己決定、大切だと思うんです。
花は、咲きたいタイミングで咲きます。
親は、栄養やお水をたくさんあげたら、あとは大輪が咲くのを楽しみに、
待つことしかできないのかもしれませんよ(;^_^A
どうぞ素敵な春をお過ごしください🌸