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重度知的障害+自閉症の子が映画館で映画を見る機会があるといいな… 自閉症はるくんがいる我が家の日記

私自身映画が好きで、独身の時はよく映画館で映画を観ていました。

子供達にも大画面で映画を見せたいなと、何回か映画館で映画を見ることを試みたことがあります。

大抵、途中でトイレに行ってしまいますが…

今回弟しゅんが映画を観たいと言い出し、息子2人とも障害者手帳を持っていたので、障害者手帳割引を使って映画を観に行きました。

案の定、厳しい結果となりました。

はるくんのご機嫌を取るために、飲み物はコーラを用意、席につくなり『ズーズーズー』っと飲み始めました。

映画の時間となりましたが、まず予告編です。
予告編…いつもなら、『あー、こういうの次やるのね…』と若干楽しい時間にもなりますが、今回はそうは行きません。

なっ、長い…
早く始まってくれ!クレ○ン○んちゃん!!
そう思いつつ、なんとか予告編終わるも、もうすでに若干イライラモードのはるくん…

無理かな…やっぱり無理かな…
そう思いながら、見始めました…が、

おーっと!そこでコーラ飲み干してしまう事態発生!!

早いよぉ、はるくん!!

仕方なく本人は蓋を開け、氷を食べ始める…

それで静かにしてくれてたら、いいか…

そしてしばらくして…


『おしっこ!』

はい、でしょうね…
出口側のパパがはるくんをトイレに連れて行きました…

その後数回、トイレに行ってました…

内容は面白かったらしく、映画館で声を出してはいけませんが、『しんちゃん!』『ナナ!(映画に出てくる恐竜の名前)!』と叫んでいました泣
叫ぶな…と思いつつ、しーっ!🤫静かに!
と何回も注意し、前の席を蹴ってしまっている模様だったので、靴を脱がせ、自分の座っている椅子の上に足を乗せるように、パパに伝えました(小声です、本当は声出したくない…)

弟の方(ADHD+自閉症)はというと、
静かーに泣いてました。
感動したそうです。
感動することはいいことだからね、よかったよかった😅

問題ははるくん…
奇声を発する、トイレに行く、○んちゃんの応援始める…映画見せるのって難しいな…
やっぱり無理だったのかな…

迷惑だったよな…
そう思いつつ、すみませんと心の中で言いながら、映画館を後にしました…

時同じくして、3人組の女の人が斜め前に座っていました。

1人はおそらくはるくんとしゅんちゃんのような特性のある方でしょう。後2人は、『行動援護』と呼ばれる制度を使ったことにより、介助してくれる介助者の方なのかなと思いました。

行動援護とは↓

その介助者の方々は、利用者の方に『席はどこでしょう、そうですね、○列ですね…』とアシストしながら、席探しを本人に任せて自分でできる限りやらせようとしていました。その光景を見て、うちの子と同じ?と勝手に思ってしまいました、その方に失礼かもしれませんが…😅

その利用者の方は、映画中自分の思ったことを声に出してしまっていました。私は同じ状況の子がいるから、『気持ちが声に出てしまってるのかな』と思いましたが、他の方はどうなのかなと少し不安に感じました。

特性上、声が出てしまう人は少数ですがいます。
うちの子もそうですから。

そういう状況でも映画を観れるようにしてくれるところもあるみたいです。

ただし、数は少ないです。

自閉症の子だって、障がいのある子達だって、
映画を見るということは結構大きな『社会体験』になるんじゃないかと思うんです。

マナーを全部守るのは難しいけど…

声が出たっていいじゃない!
奇声発したっていいじゃない!

映画を見るとか何か他にも、定型発達だったらできるかもしれない『社会体験』ができる場所を、
私は将来作れていけたらなと思ってしまいました。

1人として、1人にさせない社会を。

SDGsで言われていることだと思います。

でも、マイノリティはどうしたって、いつだって、1人になっちゃうんです。

政治家でもないし、ただのいち非常勤講師でお母さんだけど、

はるのような障がいのある人も、その家族も笑顔になれる社会を、親である私たちが作っていかないといけないのかな…なんて思ってます。

いつになるかわかりませんが笑

お金貯めます😅

今日はまとまりないですが、ここまで読んでいただきありがとうございました😊

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