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【暗い話】変わりたい。変われない。やめたい。やめられない。

 世の中に溢れている、皆が欲しいもの。見れば欲しくなるから、できるだけ視界に入れないようにしている。本当に本当に大好きなアーティストが1人いて、その方がCDを出したときだけは迷わず即買いする。それ以外は、必要か?不要か?で選択している。ほとんどの物事は不要だから、切り捨てることが多い。そうしないと自分を許せない。

 世の中のおもしろい・楽しい・素敵な物事を創り出せる人をとても尊敬しているし、素直に受け取りたい。なのに、それを邪魔をする思考を止められない。

 たとえば素敵な服や化粧品を買って着飾ったら、財布からお金が消える。つまり不要。
 仮に私の職業がモデルさんとかアパレル店員さんとか美容師さんだったとしたら、服や化粧品は大事な自己投資になるだろう。その場合は必要。
 現実の私は、服飾や美容に関係のない仕事をしている。見た目は清潔感さえ保てれば問題ない。だから素敵な服も化粧品も不要。欲しくても買わない。不要だから。

 投資にならない消費をすることは、最小限にしなければならない。自己満足のためだけの消費はしてはいけない。消費するなら、自分の仕事に関係のある情報でなければならない。消費を必ず生産につなげないと、成果を出さないと、お金を稼げないと、私は自分を許せない。

 本当は、高校生くらいに戻って、女の子の友達と、公園のベンチにでも座ってアイドルとかドラマとかアニメとかの話をダラダラ何時間もしたい。皆みたいに髪をいろんな色に染めてみたい。お手頃価格の流行の服を着たい。バッグと財布はちょっといいブランドのを、親や彼氏や夫におねだりしたい。コンビニとかスタバとかの新商品を、買えないとしてもチェックしたい。いろんなことに興味をもちたい。

 現実の私は、アイドルもドラマもアニメも見ていない。おもしろくてもハマらない。誰かに遊びに誘われても断る。生活上の手続きのためだけの外出をして、スーパーの特売品でお腹を満たして、仕事に関連する本を読む。家族に欲しい服や食べたい物を尋ねられても「いらない」と答え、自分の消費に関わらせない。スタバもコンビニも素通りし、家で薄い麦茶を飲む。


 こんな自分は、ただの変わり者だと、自分がいちばん思っています。いつからこうなってしまったんだろう。どうしてこんなに偏屈なんだろう。


 (最近ぜんぜん前向きになれなくて。文章だけでも前向きにしたいのに、なんか無理で。落ち込んだままの気持ちを、書きました)

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