15歳の思い出と、新しい環境での心のバランスのとり方
15歳の頃、将来の夢は「文章を書くこと」だった。中学校の技術の授業で、自己紹介をパソコンのワードを使って作成するという課題を出され、“私の将来の夢”という欄に「文章を書く仕事に就きたい」と書いた。小説家とか新聞記者とか具体的な職業ではなく、曖昧な表現を使ったところが気弱で思春期っぽいなあと思う。とはいえ、自分が書く文章はきっと社会に通用するだろういう自信の表れでもあった。その根拠は、中2の夏休みに国語の宿題として提出した短歌が全国入賞したこと。とても嬉しい経験だった。人に認