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『歩道橋の魔術師』

呉明益氏の本です。

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日本語訳も出てて、Netflixでドラマ化もされました。

古きよき台北のノスタルジックな物語。

子どもの頃から翻訳小説をよく読んでて、モーパッサンをはじめとしたヨーロッパのやや不条理な短編が好き。

最近ではイシグロカズオ氏の翻訳本が好き。
土屋政雄氏の日本語訳の美しさにうっとり。
美しくて易しすぎない日本語が、本編のもつ皮肉さややるせなさを際立たせてくれているように感じられます。

『歩道橋の魔術師』の翻訳は今どきで読みやすいし、台湾的な軽い感じも伝わります。

ただ、活字に飢えている外国住まいの身としては、もう少し普段の生活では耳にしないような、簡単には触れられないような響きをほっしました。

そこで原著challenge!
繁体字は読めないんだけど、コロナ禍を利用してゆっくり読みたいと思います。

台湾に来たら、お土産にぜひ!

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