HARU | 本とアート

読書と美術館巡りが趣味です。日々感じたことや気づきをnoteに綴ります。

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最近の記事

『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン)

こんにちは! 今回は、『スマホ脳』について感想を書きたいと思います。 学んだこと1. スクリーンタイムとうつのリスク 2. 睡眠、運動、人間関係、適度なストレス、スマホの使用制限が大事 気づき最近ずっとYouTubeのショート動画にはまっていて、暇な時にスマホでYouTubeのアプリを開き、ショート動画をスクロールしながら、面白い動画がないか探しています。ほぼ無意識で行っている感覚です。でも同時に、ショート動画を見ることは、意味がなくて時間の無駄だととわかっているのにも

    • 『クララとお日さま』(カズオ・イシグロ)

      こんにちは!今回は、『クララとお日さま』について感想を書こうと思います。 昨晩読み終わりましたが、読み終わった後は頭の中がごちゃごちゃしていました。 なので、文字に起こすことで頭の中を整理していきたいと思います。 あらすじクララは、子供の成長を手助けするAF(人工親友)として開発された人工知能搭載のロボット。ある日、ジョージという病弱な少女の家庭に買い取られて、二人は友情を育んでいくが、その家族には大きな秘密があったというお話です。 感想1. クララの自己犠牲の精神 ク

      • ルネ・マグリット展

        Art Gallery of NSWで開催されているルネ・マグリット展「Australia’s first retrospective of the celebrated surrealist」を観に行きました。 事前にYoutubeで下調べをして行ったので、マグリットの幼少期や時代背景を理解しながら作品を鑑賞できたので、より作品の理解が深まりました。特にナチス政権時代の絵は、印象派の明るい色使いや筆使いになっている点が興味深かったです。 好きな作品3点参考に見たYouT

        • 『密やかな結晶』(小川洋子)

          この本は、ある島で「消滅」が起きると、人々はそのモノの存在を忘れてしまうお話。 もしも現実世界で「消滅」が起きたら、人はどう振る舞うのか。 例えば、ある日、スマホが消滅したら、数日間は大きな混乱が起こるだろう。 でも、ある程度の期間が経てば、人はスマホの存在を忘れて、スマホ以前の方法で人と連絡を取り合うようになるのではないか。 そういう意味で、意外と人は「消滅」に対応できるのではないかと思う。 一方、「消滅」しても過去の記憶を保持している人が、「消滅」する世界で生きていた