少年少女
きみが拾ってきた小さないのち
片目を怪我した猫をきみはそっと撫でる
そのやわらかくてあたたかい手で
他の誰かを優しく包んであげて
共に過ごした何気ない日々の
思い出をきみは全部覚えていてくれた
遠い未来また会えるその日まで
どうか幸せでいて笑っていて
少年少女たち
いつか教えてね
どんな未来を描いたのか
少年少女たち
いつか知りたいな
どんな夢を持ったのか
きみが投げたボールが
放物線を描いて私のもとに届く
きみと私の心のキャッチボール
そんなふうに他の誰かと
心を通わせられるように
さよならもありがとうも
伝えられなかった後悔だけが残るよ
君にどんなことが襲いかかっても
私はずっと遠くから見守っているから
少年少女たち
いつか教えてね
どんな道に進んだのか
少年少女たち
いつか知りたいな
どんな大人になったのか