思えば私は幼い頃から文章を書くことが好きで書いた文章を周りの人から褒められることが多かった。 小学校で出された宿題の日記は2,3行書いて終わりのクラスメイトが多い中、 私は毎日2ページみっちり埋めて文章の終わりには担任の先生へのメッセージまで書いていた。 暑中見舞い、クリスマスカード、誕生日カード、年賀状、お手紙。毎月のように誰かに向けてメッセージを書いて送ることは自分にとって当たり前の日常だった。祖父母にプレゼントしてもらった本の感想を書いてファックスで送る、なんてことも
ハマったら抜け出せない 好きなもの好きな人 気が済むまで何でも追いかける性分 愛の矢に撃たれて 恋をしたらもう一直線 ある日告げられた君からのさようなら 私の中で何かが崩れたの ようやく気がついた 私が今まで見過ごしていたもの 夢まで諦めるところだった 私の人生 報われない恋のために 何もかも捨ててしまってもいいの? I save me I know me 私を救えるのは私だけ いつでも何かを追いかけていたいの I’ll be searching for what sa
人には優しくしなさい そう言われて育った 10のMe いじめられてもいじめることはなかった そんな私の人生 先生パパママ大人の言うこときいて 心に棲みつく不良少女振り払い 外では精一杯かっこつけた 「いい子」であり続けた 人はみんな褒めてくれる 「いい子」な私を いつしか褒められるために 「あなた」にとってのいい人を演じつづけた そしたらAhAh 私は承認欲求モンスター 誰かに認められることでしか 自分を愛せない これがいい子の代償なのね テストは百点取りなさい そう言
あれやりたいこれやりたい 目の前のものにすぐにとびつき 何をやっても3日坊主 飽き性なあたし(oh no!) 自分の趣味なんてそんなもの コロコロ変わって当たり前 そんなあたしにもあった 誰に言われなくとも続くもの(それは?) sing dance writing 自分の中の 楽しい嬉しい哀しい寂しい 愛孤独不安表現すること それが私の喜び 涙と孤独の大海彷徨いながら 自分見つめつづけ やっときづいた 夢はすぐそばに あれなりたいこれなりたい テレビの前のスターにとびつ
自分を見失うほど 壊れてしまうほどに 愛してた 何を言われても何をされても どうしても嫌いになれなくて 苦しかったよ 激しいこの想いは 好きがはんぶん嫌いがはんぶん 心がぐちゃぐちゃになって 苦しくて息ができないよ でも分かってたんだ 一生繋がることはないってことを その手を離して君に告げる さようなら大好きでした 私は君に何か遺せたかな 全てを失ってしまうことになっても 感情を抑えられないくらい 愛していた 何をしてもどこにいても 心はずっと君を追いかけていた つらか
きみが拾ってきた小さないのち 片目を怪我した猫をきみはそっと撫でる そのやわらかくてあたたかい手で 他の誰かを優しく包んであげて 共に過ごした何気ない日々の 思い出をきみは全部覚えていてくれた 遠い未来また会えるその日まで どうか幸せでいて笑っていて 少年少女たち いつか教えてね どんな未来を描いたのか 少年少女たち いつか知りたいな どんな夢を持ったのか きみが投げたボールが 放物線を描いて私のもとに届く きみと私の心のキャッチボール そんなふうに他の誰かと 心を通わ
ちぎれ雲の空隙から零れ落ちる透明な滴は静と動の世界を映し出す。あの小さな白金色の水滴に私の青春の全てが凝縮されている_____ 2限目が予定より10分早く終わり、親友の春海と一緒に教室を飛び出して外に面したカフェテリアの椅子に腰掛ける。 他のクラスはまだ授業中なのかグラウンドに人影はなく、雨粒が屋根にはじける音だけがひときわ大きく響いていた。 2人だけで学校の外の世界を占領しているようでなんだかものすごい優越感に満ちてくる。 しばらくの間、儚く宙に散る水滴の一粒一粒を2人で
甘やかにふわっと香る桜の花。 花びらの一枚一枚が校舎の窓にへばりつき、ゆるゆかな白い曲線を描く。 桜吹雪はまるで花びらの洪水のように空までもピンク色に染めあげている。 艶々に黒光りする新品の制定靴を履き、しわひとつない真新しいセーラー服に身を包んだ幼い私はこれから始まる新しい日々に心を躍らせていた。緊張した面持ちでようやく入学式という長い儀式を終えクラスでのホームルームの時間がやってきた。 誰よりもやる気に溢れ、優等生の記号そのものだった私は担任の話に熱心に耳を傾けていた。
既読がつかないままのLINE。 もう何年も前から音信普通、顔を合わしてもいないし声も聞いていない。 生まれも性格も趣味も全く違う、とうの昔に縁が切れてしまった彼女と私の唯一の共通点は文章を書くのが好きだということ。 まだ彼女と接点があった頃に教えてもらった彼女のアカウントをたまに覗きにいく。 ストーカのようだけれど気になってしまうので仕方ない。 創作欲が湧いてきたタイミングで何故か更新される彼女の投稿。こういうのを偶然というのか、同じ波動を感じていると思っていいのか。 単なる
透き通るようにすべすべの、 毛穴のひとつ見当たらないミルク色の肌。 窓の外の雪景色と同化してしまうんじゃないかってくらい美しいしろの世界。 ついつい惹き込まれてしまう。触れたくなる。 猫目がちで穢れのない大きな瞳にまっすぐ見つめられるとくらくらする。 授業中、頬杖をついてグラウンドを眺める彼女の横顔を気づかれないように盗み見するのが日課だった。 彼女は勉強も運動も何をやらせてもすぐに人並み以上にできる器用さがあった。 不器用で何事も努力で間に合わせてきた私にとって彼女はずっ
自分はものすごく振り切れてる。 そして多くの矛盾を抱えている。 極端に外向的であり極端に内向的だ。 私はもともと心から人が大好きで人間に興味があって色々な人と関わりたいと思う。イベントやお祭りでは人一倍気合いをいれてはしゃぐ。たぶん周りの誰よりも。他人を喜ばせることも得意だからしょっちゅうサプライズなんかもして場を盛り上げる。これまでの人生でリーダーを任され人を引っ張ってきたこともたくさんあった。 かと思えば人がいなさそうな落ち着いたカフェを見つけ何時間も読書に耽る。置き
「波乱万丈な人生を歩み、人生の集大成に書籍を出したい」 大学を休学して以降、人生の最終目標は?と自問自答し続けて見えてきた今の私の答え。 多くの人と関わり天国も地獄も見て、 喜びや感動、悲しみや苦しみを存分に味わう。 仕事、趣味、恋愛、全てのことに全力でどんな時も自分に正直に生きる。 他者と本気で向き合い、たくさんのことを経験し、死ぬまで自分の頭で考えることをやめない。 そうやって自分なりの人生論を見つけ、後世誰かの生き方の参考になるような一冊を残したい。 暗闇の中に差し込
ジャニーズ、芸能人、アーティスト、アイドル、ドラマ、漫画、アニメ、映画、ゲーム、テレビ番組… 幼少期からみんなが好きなものを好きになれない自分、みんながいいって言ってるものにハマれない自分は人として何か欠落してるんじゃないか、おかしいんじゃないかと深く悩んでいたことがあった。 周りと話しを合わせるために好きになろうと興味を持とうと努力したこともあったがそれは一種の修行のようなもので苦しいだけだった。 しかし自分の特性を理解してからはそういった孤独や不安をあまり感じなくなっ
日曜の朝のカフェで本を読むのが私の日課。 静かな店内に流れる音楽はまるで小鳥の囀りとパイプオルガンの音色のよう。 手にしたお気に入りの文庫本は私にとっての聖書。 カランカランと店員さんがグラスに氷を入れる爽やかな音だけが響いている。 あちらこちらに据えられている観葉植物は森に広がるみずみずしい若葉と色とりどりに咲き誇る花々。 あたたかみのあるこげ茶色のテーブルと椅子に座り出来立てのフレンチトーストを口にする。 それは都会の喧騒を離れた教会近くの、 大自然の中のホテルの朝食だっ
誰にも頼らない 自分の力だけで幸せを掴む そう誓ったはずなのに 優しさと温もりに触れてから 私はひとりが怖くなった ひとりがこんなに寂しいなんて 誰にも負けたくない みんな敵、私は強い そう言い聞かせてきたはずなのに みんなの笑い声に囲まれてから 私は孤独に耐えられなくなった ひとりがこんなに心細いなんて やっと見つけたジュエリー・ボックス 頑なで強がりの仮面を被りながら 私はずっと探してた 温かく迎えてくれる仲間を 笑いと涙を分かち合える仲間を 今まで辿ってきた地図をお
あか、それは熟れたてのトマト 輝き光る女としての艶やかさ。 あか、それは燃えたぎる炎 瞳に宿る生命力。 あか、それは美しく咲く薔薇の花びら 少しばかりの自信と誇らしさの象徴。 あか、それは道端でひときわ目立つ郵便ポスト 人々の温かさと真心が交差する通過点。 あか、それは隠し味の唐辛子 ちくりと痛みを伴う過去からの決別。 あかいろ それは私が私であるための確固たる意志。