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美しくも過酷な自然




富士山に登る。
人生のやりたいことリストの1つが叶った瞬間。


そこには一言では語り尽くせないほどのドラマがあって、
一生忘れない時間になること間違いなしだから、
今の想いを文字に残したい。まだ余韻が抜けきれてない笑。


前から登りたい登りたい言ってたけど、1人では…って感じで。
POOLOでも企画を立てようか立てようか勇気を出せずにいたら、
富士山を仲間が立ててくれて、ありがたく乗らせてもらった☺️
ほんとうにありがとうございます!


登る前はぶっちゃけ何とかなるって思ってた(体力的には)。
春に東京マラソン走ってるし、登れるスタミナはあるはず。


怖いのは高山病と寒さ。
3000mを超える世界は体験したことがないし、寒いのが苦手というよりか、あったまりやすく冷めやすい体質が登山に合ってない気がして。登ってるときにかいた汗が、山頂に近づくにつれ冷やされて、低体温になるのが想像できてしまった、、、



練習試合は5月の筑波山だけ。(これがまたしんどかったんだが、間違いなく身体にも心にも効いてた!)


準備といえば、直前の1ヵ月くらい前から駅で階段を使うようにして、経験者の声をたくさん聞いて、あとは前日ちゃんと寝ること!エネルギー切れが嫌だったので、食べもの多めに揃えて、わくわく8割ドキドキ2割で、真夏の大冒険 その4は始まったのです!


5号目で、レンタルしたはずのリュックがないことが発覚し、泣きそうだった🥲仲間のアドバイスをもらいダメ元で業者さんにお願いしたら、リュックを10秒でゲットできてるんるんの私。今思えばこんなトラブルはかわいいものよ笑。


それなりの晴れ男だと思っていたのに、まさかの小雨のなか登山スタート。蓋を開けてみれば道も広く、歩きやすい砂利や土の道が続き、筑波山よりも本当に登りやすい!


 7号目まではすんなり行けて、そこからの岩場がちょっと怖かった。下見たら落ちそうだし、ズルってなったら死んじゃう!神経すり減らしながら岩場を超えたころには雨も上がって、ついに標高も3000mに。クライマーハイ!?になったのか、その頃はもう楽しくて楽しくて笑。12人の仲間たちとおしゃべりしながら、ヤッホーって叫んだり、
写真撮ったりしながらわいわいわいわい。

道中にて。




 8号目くらいから、雷が鳴る音が聞こえて、、しかも山の上の方から。
なんか嫌だなぁ思いながら、足を運んでいたのですが、予想は当たり、、。


 雷雨にうたれ、さらには雹まで降ってくるありさま。身体もびしょびしょに濡れて、夜で気温も下がっており、寒くて寒くて。あー、低体温になってここで人生終わっちゃうのかもって、一瞬頭をよぎった。


山小屋に何とか入れて、1時間半くらい待機。みんなでチョコをシェアしたり、カイロをシェアしたり、すごいしんどかったけど、仲間がいたから頑張れました。待機中に仲間とシェアした、日清のカップヌードルが身にも心にも沁みた。生きててよかった!ここで人生終われない!

あったけぇ〜


後から聞けば、年に1回あるかないかの大雨だったみたい。これも何か持ってるってことなのかな。

この日の富士山こんな感じだったらしい。よく登ったわ。





雨も弱くなったので、宿泊地の山小屋へ向けてラストスパート。
もうちょいもうちょい!大丈夫大丈夫!
って声をかけながら。もう声出さないと、自分がダメになっちゃいそうで。
何とか全員で3400mにある山小屋へたどり着けました。


 少しの仮眠をとって、山頂へと思ったのですが、道中雷雨の可能性が高いということで。山小屋で待機し、御来光を待つことに。


 そして5時を過ぎたころ、東の空からまんまるの太陽が。その光は眩しくて、あったかくて。これまでの人生のなかで、1番の太陽だったかもしれない。自然のエネルギーを感じた😊みんなで見れてよかった。

オレンジ色の光が見えた瞬間は感動した


 下山する時は、雲海の大パノラマに、山頂にかかる虹も見えたと思えば、雨に再び打たれて。自然の美しさも過酷さも全部味わったな。


 富士山に登れた。たった1つのことかもしれないけど、人生の1ページを彩ることができた。


あったかいご飯を食べれることが幸せで、
誰かと感情を分かち合えることが幸せで、
太陽ってものすごいエネルギーを持っていて、
600円のカップラーメンとコーンスープが美味しくて、
値段じゃないんよな、幸せは。


 しんどい時間もあったけど、みんなと見れた御来光は一生忘れない時間。この12人で富士山登れて幸せでした。


 山頂に行きたかった!あともう少し、手が届きそうだったから悔しい!
またいつかリベンジしよかな〜。

朝の虹🌈
こんな景色見せられたらたまんないって。
朝陽に照らされる稜線は美しかった

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