認知症介護って簡単な脳科学だった！パート6
【雄二くんの一言】
襲撃事件後は、精神科の先生の処方により少しずつだけど、落ちついてきた。と言うか、薬の効き目だったのだろう。
ある日の通院に、父・聖さん・雄二くん・私で向かった。移動中いつものように父の行動の話をし、私が何気に『大変よね』と言うと、雄二くんが私に対して『バカか！父ちゃんはネタの宝庫ぞ！』と笑いながら言ってきました。
聖さんはそれを聞いて大爆笑、つられて私も爆笑してしまいました。
雄二くんは今までの事柄を笑いながら、『父ちゃん面白かろうが！』
『マジでネタの宝庫ぞ！』といってくれます。
愛情たっぷりにそう言ってくれる婿殿の雄二くんには、本当に救われます。
それからは大変な事もあったけど、何故か、面白いネタが増え、皆で笑って過ごせました。
今思えば、これって雄二くんの一言が、脳科学によって脳が楽しいこと無意識に探し出し、嫌なことがスコトーマに隠れるという事になってたんだと。
この方法は現在進行形で大変な介護状況の方も理解すると、気持ちも楽になると思います。介護と脳科学なんて私も、今の今まで考えた事すら無かったんですから。
私から詳しく説明できませんが、今はyoutube で簡単に理解できる内容もありました。どれが分かりやすく、面白かった等知りたい方はDMでコメントがあるとお知らせします。
【鼻毛の諭吉がバレるってっ！】
父はこの頃もまだ、１００万円をウエストポーチに入れて行動していました。家族としては、やはり大金を持ち歩かせる事は心配なので、皆んなで作戦を練りました。
テレビで見る中身を新聞紙で上下だけ本物で挟み込んだ札束のパターンや、お札の表だけカラーコピーも考えましたが、これは犯罪なので却下したり。
でも良い事を思い出しました！！
少し前にドンキホーテで諭吉のメモ帳があったのを思い出し、急いで確認に行ってみると
あったーーーー！！
私はお店で1人ニヤニヤが止まりません（笑）よく見ると諭吉の鼻の下にww
（1冊は使ったよ）
聖さん達に見せると大爆笑！！！これでだませる！と
これで本物の諭吉と鼻毛の諭吉をすり替えました☆
ある日の見事な連携プレー
父の通院帰りに車の中で、父が『お隣さんが食べる事に困っとる！！』と突然妄想を言い出し、
『スーパーに寄ってくれ、ご飯ば買ってやらんばっ』と言い出しました。
お店に着くと、父は果物・惣菜・お弁当を次から次へとカゴへ入れ、そのカゴの品物を聖さんが陳列にに戻すという華麗な動きです。そして、そう多くない品物でレジに向かいました。
レジの列に並び、すかさず聖さんが『お金は私が払うよ』と言うと、父は『なんば言うか！俺が払う！！！』とウエストポーチに手をかけました。
私と聖さんの心の声は
ヤバい！！鼻毛の諭吉がバレるってっ！！！
父の認知は初期で多分メモ帳もバレるし、鼻毛の諭吉もバレるって私も聖さんもすぐに察知したから大パニック。
レジの順番まであと３人。
あーーーーーどうしよう
と焦っていたら、私の携帯に着信。確認すると家族ぐるみの付き合いがある誠司兄ちゃんからだった。
私 『誠司兄ちゃん！どうしよう！』
誠司兄『あのさ・・・』誠司兄ちゃんの話を遮って
私 『誠司兄ちゃん父ちゃんと喋ってて！！！』
と伝え、父に携帯を押し付け、
私『誠司兄ちゃんが急ぎの話があるって！！！』と言いながら買い物カゴを奪い取っている間に、聖さんが店の外へ父を連れ出すというアンビリーバボーな連携プレーにより、無事に鼻毛の諭吉事件を乗り越えました。
私も聖さんもかなり興奮状態で、スーパーを出る時は見つめ合って安堵からの大爆笑しました。
すみません（汗）
鼻毛の諭吉じゃなく、諭吉の鼻毛ですよね（笑）
次回【機密！郵便局とのハンドサインとは！？】
【怒り！警察へ陳情書が・・】
沢山の皆さんに記事を見て頂いて、本当に有難うございます。
正直、アクセス数が日々増えていくことにビックリしています。
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