対馬の最南端・神崎半島に初上陸。
対馬の観光ガイド・古場公章さんから、こんなお誘いをいただきました。
フットワーク軽い公務員&でも運動神経ない男子のはりやは・・・
ぼく:ここまで来たんだ。まあ、なんとかなるだろう。
当初はそう思っていました。思っていたんです。笑
そして、登山開始〜。
総勢10数名で、対馬の最南端を目掛けて登山がスタートしましたー。
ただ、行く先々には木が生い茂っていて、倒木も数々ある状態です。
ぼく:これって、自衛隊の行軍訓練じゃん。汗
途中でリタイアしそうになりましたが、ご年配のお姉さま方を背に向くわけにもいきませんでした。笑
様々な顔を見せてくれる山中
登山中には、異なる色合いを持った風景に出会いました。
ぼく:これはカメラに収めておかないと!!
これらの風景に出会いながら、自然が持つ深みを感じることができました。それこそ、山の中にある様々な顔なのかもしれません。
それでも、歩く道のりは険しかったけど
山の中は人が歩くような道のりではなかったですし、とにかく対馬らしい風の強さが際立っていました。
歩いても歩いても、ゴールには程遠い。心も折れそうになってきた時に。
「前はほっといて、疲れたけ、休むよ。」
「ここで待っていたら、お菓子が無くなってしまう。笑」
とか言う年配のお姉さま方の声で、周りの雰囲気や気持ちが和らぎました!
海が見えてきた!
そう歩き進めると、見えてきましたー。
「なんと!!海ですよ!!」
そこに待っていたのは!?
景色に一面広がる海が、ぼくを待っていました!!
ぼく:これはいい!風も冷たいけど気持ちいい!
しかし、目線を変えると対馬の現状が目に見えました。
ツシマジカの被害で、崖側が地肌が見えるほどになってしまっています。
対馬には、野生生物による生態系への被害やそれに対する保全を研究する「対馬植物研究会」という団体があります。
研究会では、ぼくが行った神崎半島をフィールドワーク調査しています。
さらに、ツシマジカを避けるための柵(写真上)や野生生物を記録するカメラ(写真下)を見つけました。
昨年12月にNHKで神崎半島での保全活動の取り組みが放送されました。
柵とカメラの設置は、その取り組みの一つだと思います。
いよいよ、ゴール地点へ。
海が一面に見える場所までが総長2.1km。時間にして1時間20分です。
そこから、1時間歩いて歩いて歩きまくったら、いよいよ神崎灯台に辿りつきました!
ぼく:うわあ、これは美しい。これが対馬最南端か!
神崎半島は明治時代に作られ、戦後から現在にかけても灯台の機能を果たしています。黄金の泉伝説も残っています。
神崎灯台は対馬最南端にあり、対馬の重要地点だったのでしょうか。
実際には、日清戦争・日露戦争・太平洋戦争時に使われており、豆酘崎砲台と連携していたと思われます。
釣りを楽しむ人たちが・・・
2人組の男たちが楽しそうに魚を釣っていました。さらに、船がやってきて、釣り客の相手をしていました。
ぼく:いつか、神崎半島を船で上陸したい!!
帰りは、黄金の泉に立ち寄った。
帰り道に黄金の泉伝説がある「黄金の泉」に立ち寄りました。
ただの井戸に見えますが、ここの水を飲むと良い事が起きるそうです。
こんなに綺麗な水が手に入ります!!
ただし、必ず沸かして飲まないといけません(オタマジャクシやカエルが生息しているため)。
反省したい。
フットワーク軽い公務員のはりやですが、運動神経悪い男子でもあり、以下2点を反省させてください!
※写真はフリー素材で、当日のものではありません。
⒈山登りができる格好をしてくる。
当日、ぼくは観光客にいるような格好をしていました。そして、トレッキングシューズとストックが無かったのが辛かったです!
もっといえば、手袋もない状態で石がごろごろある道を手を汚しながら進んでいきました。
今になってみれば、「よくあんな道をしょうもない格好で行ったものだ。」と感心するレベルでした。笑
⒉前日までに体調を整えておく。
前日もなんだかんだ夜が遅くなってしまい、当日に寝ることになりました。
その影響もあるのか、翌日は体調に優れず、目覚めが悪かったです。
正直、山登りをナメていた結果だと実感しています。笑
一緒に登ってくれて、ありがとう!
(写真上:ぼくと一緒に神崎半島を駆け巡ったメンバー)
当日にぼくを囲んでくださった皆さま、ありがとうございましたー。
初めての神崎半島を多くの方々とともに共有することができました!!
主催者の古場さんが、当日のルートを記録してくださっていますので、神崎半島に行かれる際にはご参考いただければと思います。