【コラム】壁紙がクロスと呼ばれる理由
最近、”9月”が夏なのか秋なのかよく分からなくなってきました。
内装材インターネットショップのハロハロ、中の人Kです。
今回はハロハロではお馴染みの商品、「壁紙」についてお話したいと思います。
先日、中の人Rさんが推し壁紙のことを熱弁していましたね。
私の推し壁紙と言えば・・・
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その前に、私はどうやら形から入るタイプだと最近分かりました。
そもそも「壁紙とは?」のお話から入りたいと思います😲
壁紙って一体何ですか?
私たちに身近な「壁紙」
この記事で言う「壁紙」は、読んで字のごとく、建物の”壁”に貼る”紙”のことです。
パソコンやスマホのホーム画面に設定する画像のことではありません😂
皆さんのお住まいやホテルといった居住空間の壁にはたいてい、内装工事の最後の仕上げとして「壁紙」が貼られています。
壁紙と言っても壁に限らず天井に貼ることも多くあり、比較的軽めの
「天井用の壁紙」も各メーカーから発売されています。
とはいえ、壁紙自体は薄いものなので、「建物の強度面で絶対に必要!」というものでもありません。
今回は深く触れませんが、壁紙は石膏ボードという建物側のほぼ完成状態の頑丈な下地に貼られることが多いです。
しかし、この「見るからに業務用!」の石膏ボードにずっと囲まれたまま、長い時間を過ごしたくないですよね😂
そのため、最後の内装仕上げに「壁紙」を貼ることで、空間のデザイン性や機能性を高められ、心身ともに居心地の良い空間にできるというわけです。
「壁紙」はいわゆる紙製?
この機会にもし可能であれば、お住まいやオフィスなどで、実際の壁の壁紙の質感をご確認してみてください。
例えば、和室のふすまに貼られている襖紙、あるいはコピー機のA4プリント用紙・・
こういった、いわゆる「紙」の質感とは違うことに気付かれましたでしょうか。
謎を解き明かすヒントとして、タイトルどおり壁紙は日本の建築業界では「クロス」とも呼ばれています。
「ウォールペーパー」とは呼ばれません。
さて、その理由とはずばり・ ・ ・
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実は、国内の壁紙のほとんどが、布製のクロスを模倣した塩化ビニルの繊維でできているんです。
布製(クロス)から来ていることから、塩化ビニルの壁紙は
「ビニルクロス(ビニールクロス)」「クロス」とも呼ばれています。
”ほとんど” と言ったように全ての壁紙がビニルクロスということではありませんが、現在は90%以上と言われるほど普及しており、その理由となる特長が多くあります。
特に、印刷技術については複雑な柄をプリントできたり、柄のエンボス(凹凸)を表現できたりします。
例えば、「織物調」という衣服の生地のような質感をイメージして作られたデザインの壁紙があります。
この「織物調」の壁紙に実際に触ってみると、糸のデザインの部分がうっすらと浮かび上がって、本当に糸が織り込んであるように感じられます。
もう一つ「織物調」と双璧を成すのが、
「石目調」という石や漆喰(しっくい)、コンクリートやレンガなどをイメージして作られたデザインの壁紙があります。
メジャーな2種類の柄を簡潔にご覧いただきましたが、本物の素材の質感にとても似ていませんか?
私はこのエンボス(凸凹)の印刷技術によって、自然な影が生まれ、より一層リアルに見えることに感動しました。
壁紙のデザインは、この「織物調」「石目調」の他にも、最初に載せました「木目調」や、「プレーン柄」「パターン柄」に大きく分類され、どれもその素材の質感を再現したメーカーの高い技術力がうかがえます。
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他にもコーティング技術による機能性など、色々と紹介したいのは山々ですが、本日はここまでとしてまた改めて記事にできればと思います😂
今回はまず、そもそもの「壁紙」の正体と、ビニルクロスが多く普及している現状と理由を知っていただき、DIYリフォームの選択肢や壁紙選びに役立ててもらえたら嬉しいです。
今後も、DIY内装の初心者の方の歩幅に合わせて
「そもそもなぜ・・?」という根本的な疑問を解消していけるような記事も書いていきたいと思います。
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