【絵本や音楽の具体的な活用法③】絵本や音楽を使った簡単な自己表現の練習6選
絵本や音楽を使った自己表現の練習は、
子どもでも大人でも楽しめる効果的な方法です。
自己表現は、
感情を言葉や動き、音で表す力を育み、
自分自身を理解する一助になります。
絵本や音楽を使った簡単な自己表現の練習6選
1. 絵本の登場人物になりきろう
《方法》
①お気に入りの絵本を選び、
登場人物やストーリーのシーンを振り返ります。
② それぞれのキャラクターになりきり、
声や動きを真似します。
③ 「このキャラクターならどうするかな?」と想像し、
新しい行動や台詞を自分で考えて表現します。
《効果》
・想像力と感情表現を育てる。
・共感力を高め、他者の視点を考える力を養う。
2. 音楽に合わせて自由に動いてみよう
《方法》
①テーマのある音楽(ゆったりした曲やリズミカルな曲など)を再生します。
②曲を聴きながら、感じたままの動きを自由に表現します。
大きくジャンプしたり、
小さく動いたりして音楽のリズムに合わせるのも楽しいです。
③「音がこんな色だったら?」というふうに、
音と体の表現をリンクさせて楽しみます。
《効果》
・音楽を介して心と身体の連動を深める。
・自然な自己解放を促進する。
3. 絵本を読んで感じたことを描いてみよう
《方法》
①絵本を読み終わったら
「このシーンでどんな気持ちになった?」と問いかけます。
②感じたことを絵や色で自由に描いてみます。
(たとえば、「楽しい気持ち」を明るい色で表現)
③描いた作品をみんなで共有し、感じたことを話し合います。
《効果》
・自分の感情を視覚的に表現するスキルを養う。
・他人の感情や視点を知ることでコミュニケーション力を高める。
4. 感情を音にしてみよう
《方法》
① 「うれしい」「悲しい」「びっくりした」
などの感情をテーマにした音を出してみます。
・手を叩く、声を出す、楽器を使う。
(カスタネットやドラムなど簡単なもの)
②たとえば、「怒っているときの音はどんな音?」
と質問し、表現を探ります。
③ 他の人の音を聴いて、
その感情を当ててみる遊びをしても楽しいです。
《効果》
・感情を言葉以外で表現する能力を高める。
・集中力と表現力を楽しみながら育む。
5. 絵本と音楽でミニ劇を作ろう
《方法》
①絵本のストーリーをもとに、
簡単な劇を作ります。
②音楽を背景に流したり、
自分たちで歌を加えて盛り上げます。
③実際にシーンを動きで演じてみたり、
役割を分担して読み聞かせ風にアレンジします。
《 効果》
・集団での表現力と協調性を育む。
・想像したことを形にする創造力を鍛える。
6. 日常の感情を振り返り、絵本や音楽に重ねて表現
《方法》
① 一日の中で感じた出来事や気持ちについて話します。
(例:楽しかった、悔しかった、驚いた)
②それに合うと思う絵本や音楽を選びます。
③その絵本や音楽を一緒に味わい、
感情をさらに深めて表現してみます。
《効果》
・感情を言語化・認識する力が養われる。
・自分の気持ちを俯瞰して見る習慣が身に付く。
まとめ
絵本や音楽を使った自己表現の練習は、
感情を理解し、自由に表現する土台を育てます。
いのうえちはるの絵本や音楽を取り入れていただくと、
「ありのままの自分を好きになる」という
温かなメッセージを含む体験を作りやすくなります。
楽しみながら、
自己肯定感を育むアクティビティを取り入れてくださいね!
子育て経験や心理学の学びをもとに2011年から制作を始めた
いのうえちはるの絵本や保育ソングは、
自己肯定感や心の温かさを育む目的で作った教材です。
ぜひ、保育・教育にご活用ください。
「イートンともりのどうぶつたち」
いのうえちはるの音楽えほん
保育ソングCD
絵本と音楽のワークショップ