遍く照らす

「頑張っている人たちを応援したい」

そんなことばをよく見かける。

オリンピック選手。
コロナ禍で起業した人々。
与えられた運命の中、これが自分の道だと信じて一筋の光を掴んで歩み続ける人々。

本当に輝いていて、見ていると自然と応援したくなる。
見ているこちらの方が励まされたように元気になってくる。

「○○応援プロジェクト」なんてのもあって。

でも。

光なんてみえない人たちがいる。
頑張りたくても頑張れないくらいこころが折れそうな人がいる。

うずくまったまま動けない人。
自分の声を上げられない人。

わたしはむしろそういう人たちに心を寄せてしまう。

わたしに何ができるわけでもない。
でも。
手を繋いでもいいなら
話を聴いてもいいなら
・・・
その人たちのもとにひかりが届くためのお手伝いが
何かしら少しでもできるなら

確かに一定数いるはずの人
感じつつも手が届かない人たちを
ただ思うことしかできない
祈ることしかできない

わたしになにかできるわけでもない
わたし自身がわたしの闇に呑まれているうちは。

いつだって変えられるのは自分自身だけだ。
BREATHING, INTENTION, MIND, ACTION

そしてそれができるのは「いま」だけだ