モノローグ「山のあなた」 第六稿(7/27追記) モノゼミ講評後
男が一人ベットのそばに座って手紙を読んでいる
ベットには男の父親が横になっている
男、声に出して手紙を読む
山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう。
この詩が好きでずっと遠くへきた気がします。
送り出してくれた日を思い出します。
手紙を傍らに置く
(父親の顔に自分の顔を近づけて) 息、静かだかね。
痰の吸引はしなくてもよさそうだね。
酸素濃度あげとこうか、 聞こえる、父さん。
今日は雪だよ。
ストーブつけようか。 赤ランプついてる、昨日灯油足しとけばよかった