フィードバックと時代

このNoteは起業=スタートアップをする僕が記録としても利用するために書き始めたNoteだったはず。でも、なんかこう、書き始めると書きたいものを書いてしまう。
じゃあってんで目次から用意するとか理想なんだろうけども、そんな時間もございません。そして、これ書く時って夜中に帰りながら書くのが良い時間の使い方なんだな、とも思えます。

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フィードバック。大事ですよね。自己顕示欲とかワガママの話とかに直結しがちだけれど、、、周りを見ると、この、フィードバックってのができない人が増えているように思います。

「フィードバック」と「押しつけ」って、一見近しいように見えて、動機がぜんぜん違う。
「これ、何分茹でた?もううちょっと固めに茹でるとシャキッと食えるのかもよ?」てのと、「俺はもっと固めに茹でるのが好き」くらい違う。要は相手にとって役に立つように考えているか/伝えているか、ってことかなと思っていて。言ってるお前の好み聞いてるんじゃないんだわ、みたいな感じか。言い方/表現の仕方によっても凄く左右される。口調とか、トーンとか、表情とか。

モチベーション

まず、大前提として。特に僕は自分がやってることに対してフィードバックが無いと、単純に寂しくなってしまう。なにもする気がなくなってしまったりもする。フィードバックってそういうことに効果がある効能があると思っています。

若い頃は良かったんす。なんでもかんでも未熟なもんですから、怒られたり注意されたり「こうやったら良くなるよ」とか指導されたりする機会が多いから、大体なんか言われる。それを「ちくしょー」とか思えるが故に、モチベーションになったりする。勝手にモチベーションを上げる機会がある。あった。それ自体、僕は凄くいい経験をしてきたと思ってます。そういう人、多いんだろうなあきっと。

でも、いつの間にか周りに年上が少なくなってきたら、物言われる機会が少なくなります。かなりみんな黙る。てかこっちがなにか言うのを待たれる。しーん。。。みたいな。いつの間にかそれが多くなってしまった。僕は顔が怖いから。そういう理由もあるかもしれないけど。

年上世代って、自分が経験してきたことって自信があるから説明する時の説得力もあるし、自分は間違っていないと思えるので、かなり自信を持っておすすめしたりします。で、そこが落とし穴だと思うんだな。

その視線での言い方は、良いことも当然多いんだろうけど、多くは「押し付け」の視点だったりする。それに言ってる本人は気が付かないことが多かったりする。
→「あなたの意見って、本当に正しいんですか?相手に役に立つんですか?自分の経験談語っているだけですか?」って僕は思ったりする。
これに気をつけたい。

「僕はこう思う」「僕はこういう経験からこういうことを学んだので、良い方法だと思ってる。役に立てば嬉しいなあ」くらいには留めたい。

相手を否定したり、押しのけてまで自分の意見を主張するってのは、よっぽど確信がない限り、相手にとっては押し付けがましいものになってしまうと思うんだな。
そもそも僕は、個人を否定するっていうのを極力したくない。なぜなら自分も否定されたくないから。
てことは逆に、僕が個人を誹謗中傷する時は、凄く怒っている時ってことになる、か。

相手の将来に活かすため

そんな視点を持つ僕からのフィードバック。とは。
・あくまで、一個人からの一意見でしか無い、という前提で
・素直にシンプルな感想、仕事上の責任を果たす評価
でいいと思うんだな。嘘を付く必要もない。

そして、どんな事象であっても、相手の役に立つように(かつ、押し付けがましくなく)したいなあ、と思うのです。「お前そんなコト言ってるけどホントにできているのか??」と言われたら、これがまだ全然力不足なんだけれども。。。ただ僕は、そうしたいとはいつも思っている。

相手をね、伸ばすためにしたいんです。フィードバックて。受けた側が、モチベ上げるとか、やってよかったと思ってもらうとか。失敗ですら、この教訓を活かそう!と前向きに思ってもらえるように。それは、先日前述したように、素晴らしいフィードバックをする人を見てきたから。

こういう、マインドセットや目的、動機に関しては、一部の企業では上司の査定項目として明記されたりしています。僕が知る限り、北米が一番明確に明示している。
「部下の/Teamのモチベーションを上げるのはマネージャーとしての職務なので、それができないなら契約違反ね。違反したらクビにできるからね。ほんで君この契約書にサインしてるよね。だから守るよね。これ、評価基準だからね」ってくらいちゃんと書かれたりしてます。

×「君ダンス下手だね」
「君は頑張ってると思うけど、この仕事にはマッチしていないって判断したんだ。またどこかで会おうな!その時までお互い頑張ろうぜ!じゃあな!」

北米で、こういうやり取りの現場を見てしまって、、、めちゃくちゃ感激してしまった。開眼した。人を否定しないとコトの良さを知ってしまったんだな。

特に、自分が大切にしたいと思っている人に対しては、細心の気を配っていきたい。まあ、そうやって気をつけても失言とか失敗しちゃうんだけれども。その時は、ちゃんと指摘して下さいな、と言える関係を築いていきたいと願ってやまないです。

なかーま(と、世代)

僕がスタートする会社は、女性のデザイナーさんと、男性のWebフロントエンジニアのお二方。
このお二人、年が離れているんです。それはそれはもう物理的な離れかた。娘と息子と言っていいくらい違う。20歳以上離れている。

そうなると・・・ともすると、自分の経験から偉そうに振る舞うとか、多くなるパターンだと思うんですね。目上ヅラするやつ。あれも知ってるしこれもやってきたし、みたいな自慢話しがちなパターン。飲み屋のうざいオッサンのあれです。それで満足して旨い酒飲んでるのは本人だけってやつね。

どの時代もある程度そうなんだけど、特に日本って激動の時代があったほうだと思うので、世代ごとに特徴があるんですよね。そこに、この手の自己顕示欲みたいなものの現れ方も特徴としてあると思えていて。
環境が育てた傾向、文化的な特徴だと思うのだけど。
でもそれに染まる必要はないよね。自分なりの意味を考えてしまっているので、実践するのみ。

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高度成長期育ちの人は、理屈が少なくて根性論。頑張れば結果になるぞ頑張らないとダメだ、と言われた大人を見て育った世代。そして世の中に出てみたら、先代の方々の不条理さに気がついて、自己主張を頑張った世代。ただ、論理的ではない人が多い。頑張ればいい、だけを盲信するような向きがある。

その後に。。60年代に生まれた方々は、そんな自己主張をする人達を見つつバブルというものを経験してしまったから、贅沢のために頑張るんだ!っていう人が多い。フェラーリ乗るために、とか。バブル期は伝説も多いので、自慢話が多い。今の不況期と比較するので、自慢できることが凄く多いからかな。勉強も仕事も、頭では考えずにとにかく頑張ったらこんな事があったんだ昔は!という。

70年代なかば生まれの人は、第二次ベビーブーム。競争が凄かった。受験と就職の戦争。負けないように詰め込み勉強して、コミュニケーション能力が低い。しかも社会に出たらバブルが弾けたあと・・先輩のバブル豪遊話を聞かされながら、自分たちは上がらない給料ともらえないボーナスとともに節約して家も買えずに・・・って10年頑張ってきたのにその後リーマンショックで更に冷え込む10年・・・どころか四半世紀良いことがなかった世代。我慢、節約、将来への不安、それにともなうストレスや未来への期待薄がモチベーションを失っていった世代。

そんな人達の背中を見て育った80年代後半生まれの人達は、、、、、みたいに、ちゃんと時代背景を鑑みて特徴を汲み取ることができる。もちろん全員がそう、というわけではないのだけど、大勢の傾向は感じ取れる。
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僕のスタートする会社の仲間は、年下だけども、「この人は!」と思った人たち。一人でも希少な出会いだと思うのだけど、それが二人もいるってことに感謝しかない。
ちゃんと意見や主張を現してくれるし、学ぶところが凄く多い。尊敬してしまっている。なるほど!いま、そう考えるか、なぜか?なるほどそういう理由か・・・とかとか、さまざま教えてくれる、大切な身近な人達でもあります。たぶん、そのへんの同世代より凄くいい経験をさせてもらっている。僕にとってProducer/Directorとして人間として、この上ない良い経験をしている。

女性デザイナーさんは、人の気持ちを深く深く推察することができ、それはデザインの基本の基ですよ、という宝のようなものを素質としてあった時から持っている。そして、「女性」として、一番かけ離れた年上男性の僕が全く知らなかったものを提供してくれる。その確度と硬度たるや、もう惚れ込み。この人は評価されていく人間になるに間違いない。よくこの人を存在させてくれた!ってくらい。

男性エンジニアさんは、掴み取り/得ることに対しての執念や根性がすごい。貪欲であり、自分に厳しく、素直でずる賢くて自分を伸ばすためのことを凄く考え、行動する。料理という共通の経験をフルに活かして、感覚を言葉で例えて話ができる。すげえ男になるかもしれない。敵もたくさん作るかもしれないけど。

お二人には、僕のフル体験を先んじてあ伝えすることで活用してもらって、どんどん先に進んでもらえるようになればいいな、と思っている。周りに合わせる必要は無いし、出し抜いて行ってくれればいい。自信なくしたりする必要など無くて、よろず全ては生かしていくもの!と思ってくれたらいいな、と思ってます。なんか最近、その事ばかり考えてるなあ。

早く会社登記進めなきゃ。
しかし明日はクライアントmtgなんだな。
さあ帰ろう帰ろう。(施錠します)

ダラダラ読みづらくてすみませんです。。そのうち慣れるっす。

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