ユタ州にあるブリガム・ヤング大学での研修
帝京大学高等教育開発センターとブリガム・ヤング大学が協働で開催したInternational Educational Consultant 養成研修を受けに、2017年8月、アメリカのユタ州まで行きました。
ユタは山が多く、涼しかったです。研修は、基本的には、いわゆるファカルティ・ディベロップメント(FD)研修で、特別なことはなかったのですが、終わったあとに毎回聞かれる、宗教をどう大学で学ばせるかという議論が答えるのに難しかったことを覚えています。
ユタ州といえば、モルモン教徒の方が多く住む土地で、大学の教職員も学生も極めて質実剛健という感じでした。授業を見学させていただきましたが、学生は活発に意見を出し、リラックスした様子で授業に参加していました。
この大学に来て、私は非常に場違いな感じがしました。とてもあたたかく受け容れてくださるので、より一層そういう印象を持ちました。おもてなしは最高クラスでした。キャンパスも広く立派でした。
私は大学の授業の1つで「生涯学習社会を生きる」という講義を持っているのですが、その教科書に下記の本を使っています。
この中の第8章が「教育によらない強力な学習」というもので、宗教と生活、学習について扱っているのですが、ユタに行ってイスラエルに行ったときよりも強く宗教について考えさせられました。何もまだ、答えは出ていません。
ユタのソルトレイク空港から出て、飛行機に乗り、サンフランシスコ空港でコーヒーショップを見たときのほっとしたことといったらありませんでした。そんなに日頃コーヒーなんて飲まないのにです!(モルモン教徒の方々はコーヒーを飲まないのです。)
慣習というのは怖いものです。
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