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デザインは何のために必要なのか?【情緒編】

 あなたは、デザインが何のために必要ですか?
という質問に、どう答えますか?
↓この、Podcast【農業デザイン!アグデザ】を聴いて頂いているあなたは

「売り上げアップのため」や「自己ブランディングのため」や「マーケティングのため」と、答えてくれるかと思います。そう!大正解です!!と、言いたいところなのですがひとつとてもとても重要なことが抜けております。

 実はPodcast【農業デザイン!アグデザ】では今まで、そのことについて、あえて触れてきませんでした。というのも、僕、角田誠に対してやPodcast【農業デザイン!アグデザ】弊社株式会社はりまぜデザインに対しての評価が低かったりまだまだ知られていない「誰やねん!」という状態で今からお話する「これ」を言ってしまうと「うわ、こいつレベル低く!」と思われてしまい、ダメージが大きいからです。。。とはいえ、僕もまだまだですので、正直口にするのをまだ迷っていますが。。。

 それほど今日のテーマは、評価が低く捉えられているのです。しかし!!!実はデザインを導入する理由として重要度の高い要素のひとつなのです!!!!!なのに言葉にするとちゃちいのです。。。さあ、では言いますよ、覚悟してくださいね🫣はい、ではデザインは何のために必要なのか?そうそれは

アガるからです!

気持ちやテンション、モチベーションがアガるからです。

 しょーもな!と思ったそこのあなた!はい、その通りです😅否定はしません。僕も書いていてそう思いますから 笑 しかーーーーーし!これが本当に重要なのです。なぜか?それは

デザインとは未来だからです。

 僕はいつも皆様の未来を作っているつもりで毎日毎日仕事をしています。
Podcast【農業デザイン!アグデザ】もこのnoteもそうです。あなたのハッピーな未来を作るお手伝いのつもりで配信しています。Podcast【農業デザイン!アグデザ】を聴いた後やnoteを読んだあとは、多少なりとも「頑張ってみよう!」とか「やってみよう!」とアガるはずです。
(アガがらなければすみません。。。もっと頑張ります😭)

 ではもう一度言いますね。デザインとはあなたの未来なのです。あなたの未来の姿です。あなたのなりたい未来、あなたが行きたい未来、あなたが叶えたい未来なのです。その未来の姿をみれば「おお!いいね!!」と、アガるに決まっていますよね。
 言い換えると、アガらないデザインなんてデザインではないのです!単なる文字やイラストを並べただけのものや情報を伝えるだけのものではアガりません。こういったものを作っているだけの人はデザイナーと名乗らないでほしい、とすら思います。あ、ちょっと口がすぎましたね。
 【デザインとは未来】だとしっかりと捉えていない人が多いと思います。
だから【アガる】というとチープに感じるのです。

 ではこの【アガる】ことがなぜ大切か?どうして重要なのか?をお話しします。
 例えば、映画の主人公が着ている服や、履いているスニーカーを買って身につけるとその主人公になった気がしますよね。その主人公の生き方まで乗り移ってくる気がします。

 僕は昔、大好きなCHAGE & ASKAになりたかったので高校生時代にロングコートを買いました。YAH YAH YAHのPVで二人がロングコートに風をうけて歌っていたのをみて「うわぁぁ!!!かっこいい!!あれを着れば俺も歌が上手くなるかも!」と思ったからです。そして早速着てみたのです。いやぁ、アガりましたね。めちゃくちゃアガったのでその年、文化祭の音楽ステージへ勇気を出して出演してみました。当時の僕は根暗でオタクだったので人前で歌うなんて考えもしませんでしたし、周りの皆もそう思っていたようです。しかし!ステージで僕が歌い出すとなんと客席から「あれ?角田くんってかっこよかったんだ」という女子の声が聞こえてきたのです!!いやぁ、アガりましたね 笑 
 そして僕はその後、本気でミュージシャンを目指すことになります。
ほんと、人生が変わりました。たった一着のペラッペラのロングコートで(小遣いで買える安いコートだったんですよ。。。)僕はアガり、そしてアガったことでなりたい姿に近づいたのです。実際にこのあと、作る曲も良くなりましたし歌唱力も上がりなんと大手レコード会社から声もかかったのですよ!(ま、色々あって結果駄目でしたが😭)

 これが重要なのです!こういったアガるものを手にすることで上がった気になるのではなく、実際に実力も上がっていくのです。
 あこがれの選手が履いているスパイクと同じ物を履くとタイムが伸びます。有名YouTuberの喋り方や所作を真似るとちょっと再生回数も増えます。そういうことなのです。

 デザインも同じです。良いデザインとは、このようにあなたに未来を見せて、あなたを未来の姿へと変えてくれる【アガる】もののはずです。デザインはお客様に覚えて貰い、買い続けてもらうために必要です。しかしそればかりに気を取られて【自分が良いと思わないデザイン】を使ってしまうとあなたが望む未来に行けません。したがってデザインを作るときは買ってもらう、覚えてもらうといった【機能性】と、自分自身がハッピーになれる【アガる】という【情緒性】の両方を満たしていないといけません

 僕がデザインを作る場合、気を付けているポイントが
機能性情緒性
の2点なのです。このバランスをいかに取るか。これが大切です。

 さて、では最後に【アガる】【アガる】といっているだけでは
ちょっとチープですので少し脳の仕組みの見地からも補足いたします。

 メンタルモデルと呼ばれているものがあります。これは神経科学の考え方なのですが、僕たちの脳は現実のものを直接そのまま体験することはなく、その代わり、モデルとなるものを構成している、という考え方です。
 例えばイチゴを一口食べるとします。そのイチゴを食べた時に体験するのはそのイチゴそのものではなく「イチゴを食べるとはこうあるべきだ」と脳が推測します。その推測を体験している、というものです。
 そしてメンタルモデルが脳の中に構築される場合、すべての感覚を平等に活用はしないのです。脳はとにかく負荷をかけないよう仕組み化されている器官なので、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、全てをフルに使うことはないのです。

 脳は「一番強い感覚」を優先します(因みに味覚が一番弱い)。そしてダントツで一番強いのが視覚です。目から入る視覚情報が一番強いのです。これはなぜかというと、視覚というのは大脳皮質の大部分を支配しているからです。なんと視覚情報の処理と解釈だけに、脳は三分の一の領域を使っています。ですので、例えば一番強い視覚情報と二番目の聴覚情報が同時に作用した場合は、脳は視覚情報を優先します。
 これはマガーク効果、という実験で実証されています。「バ」と発音する男性の映像を見せられます。次に同じ男性が「ファ」と発音する映像を見せられる。そして、最後にこの男性は「バ」と発音しているのに、彼の口は「ファ」という形をしている映像を見せられます。そうすると脳は「バ」と聞いているのに「ファ」だと聞こえてしまうという実験です。これからわかるように視覚情報というのは脳にとってとても大きな影響力を占めます。

 さあ、メンタルモデルを踏まえてもう一度何のためにデザインは必要なのか?を考えます。ロゴや透明の袋に貼るシール、名刺、段ボール、ギフトボックス、倉庫の看板、軽トラのステッカーなどなど、普段から目に入ってくるデザインが「気に入っていない」「なんとなく使っている」では駄目な理由がおわかりいただけましたでしょうか。気に入っていないデザインだと、本当に気に入らない姿になってしまうからなのです!

 脳は常に情報を処理し「こうあるべきだ!」というメンタルモデルを作ります。そのメンタルモデルは刺激として入ってきた情報を元に作られるのです。ですので脳がつくる「こうあるべき」という姿を【良いデザイン】を使うことでコントロールするのです。つまり、あなたがなりたい未来の姿をお気に入りのデザインによって脳に描かせるのです。そうすると僕のようにロングコートを羽織るだけで「よし、俺はCHAGE & ASKAのような凄いミュージシャンのはずだ。だからステージに立ってみよう」という決断ができるのです。

人の脳は、その人が置かれた環境で変わっていくことも分かっております。つまり生まれ持った能力の差ではなく周りの環境なのです。【アガる】デザインを使い、【アガる】デザインの中に身を置くことで、脳にあなたが望む未来を描かせ、本当にその未来の姿になるための行動を起こさせるのです。

 時には思い切って「かっこいい!」や「可愛い!」という理由でデザインを作ってみてください。そしてそれを使うことで自分の脳に視覚情報として「ハッピーな未来」を見せてやるのです。そうすることでガンガン気持ちがアガり、前に前に、未来に未来に進んでいけると思います。
 というわけで、デザインは何のために必要なのか?それは

デザインはお客様に買ってもらい、覚えてもらうためだけではなく
 自分自身をアゲていくためにも必要だ」
というお話をしてみました。

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