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算命学:どうして算命学を選んだのか。他の東洋の命術との違い。

今日届いた本は、占星術を教えてくださっている方のレコメンドBOOKの一冊で、四柱推命とタロットについて書かれているところに興味津々だったことから手にとることにしました。
東洋のものとタロット、どんな風に使っているのかしらと。

いつものように付箋テープを貼りながら読んでいたのですが。
そう言えば、よく四柱推命と算命学を同じと思われている方もいらっしゃるようだったな。と思い出して、一体何が違うのか、何で私は算命学だったのかをまとめてみようかなと思いました。

私が算命学を選んだのは、技法と理論の量の差かなと思います。
算命学の情報量は多く、5倍くらい違うと聞きます(私はそこまで詳しく知らないのですが)。
大手のサイトを読むと、四柱推命や気学や九星術などは算命学の一部が流出してできたものだと書いてありましたが、本当のところは不明と思っています。

算命学は2300年前に鬼谷子によって体系づけられた後、王朝の秘伝で門外不出の秘伝だったと言われています。
一部が市井に流れ伝わった。これをよく聞きます。

何がそんなに違うのかしら。
と調べてみると、四柱推命には人体星図、陽占がないそうです。
確かに人体星図がないと「この星を持っているからこんな人です」とシンプルな見方になります。年代ごとの変化や人間関係によって起こることについてまで見ることはできません。
人と人の関係性をより深くから捉えたり、物事を多面的に捉えることができるのは陰占と人体星図があるからです。

だけど、四柱推命は生まれた時間も必要で、算命学には必要はありません。
算命学は自然のサイクルに基づいて考えていきますが、そこに時刻は関係ないということのようです。
地球が太陽の周りを1周するのが1年。
月が地球の周りを1周するのが1ヶ月。
地球が自転するのは1日。
この概念なのだと思っています。
2300年前の人が時刻を刻んで過ごしていたとも考えにくく、何時に生まれたというところまで記憶していたとも考えにくいのですが。それもあるのかなと思ったりします。

そこで、よく聞かれるのが、双子ちゃん三子ちゃんの時はどうするのか、同じ運命宿命になるのか。ということですが。
陰陽を分つ存在として考えるので、どちらかに分かれると考えられています。
これについては別記しているのでご参考ください。
律音であることからも関係性によってもまた違うかなと思ったりします。


もう少し詳しく違いを考えると。
同じ干から算出して星を出しますが。
比肩と貫索星が例えば同じ干から出てきますが、じゃあイコールとして考えるのかというと捉え方は結構違うなと思っています。
十二大従星と十二運も同じようですが、基本的に生死についてなどの捉え方が全く違うため
何だか違うけど、同じ部分が合って、似てるようだ。
という感じのようです。

天中殺と空亡も同じかと思ったら違うんだなとびっくりしたところです。
算出方法は同じなのですが、内容というか解釈、工夫の仕方が全然違うのです。
(詳しいことはここでは割愛します)

ベースは同じものを扱っているようだけど違うものと思って良いと思います。
・四柱推命は中国で生まれて基本書4冊があり、そこから日本でオリジナル化されたもの。
日本に伝わったのは江戸時代らしい。
・算命学も中国で生まれたけれど秘伝には間違いないため、実際の記録は残っていない。
 その秘伝を中国から持ってきた人がいて、高尾宗家に伝達。高尾宗家が研究して理論を原典にまとめ、発展させたもの。
(だからテキストとか教わった算命学の理論は昭和のあの時代の考え方がベースなんだろうなって思っていて。
今昭和も平成も抜けた令和で毎日大きな変化が起きているのだから。算命学の捉え方も自分たちで考えていかなければいけないのでは?ととても思っています。)


私はどうして算命学だったのか。という話に戻ります。
この2つは同じところから確かに生まれていきたと思っていますが、
四柱推命は儒教思想が強い易的要素が強く、算命学は道教、道的な思考の流れを大事にしていると聞いています。
まさにそこで。
東洋思想のどこに惹かれたのか。
それから、情報から腑に落とせるのはどちらだったか。

ということで、算命学から四柱推命その他が生まれたと考えにくいのではないかと思っていて。
何なら江戸時代の思考が四柱推命に根付いているのかなとか思うと壮大で面白そうだとも今となっては思うのですが、
私は老子の考え方が好き出し、
地球の中の自然の中の一つの存在として、どんな風に生きていく?
地球って素晴らしいからどんな風に持っている才能を使って生きていく?
そんな風に使っていきたいなと思っているのでやっぱり算命学。
そして、命術を使って作戦会議を練っていくのだったら、より良い自分でありたいし
モラルだとかも大切にしたいです。
誰かを傷つけても仕方ないよねってならないし、誰かを傷つけてまで学ぶことって一つもないと思っています。
同じ考えの人たちと、それぞれ自分の個性を使ってこれからも活動したいなって思う今日この頃です。

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