《絵本レビュー》ぴよちゃんとひまわり
こんばんわ(^^)
4連休、3日目いかがお過ごしでしょうか?
雨が降りながら晴れたり、雨と晴れが交互に続いたりと変な天気が続きますが、いよいよ梅雨明けですね。
娘たちは、夏休みがはじまります。(ヒョエー)
今日は、夏にぴったりの絵本【ぴよちゃんとひまわり】のレビューをしたいと思います。
作者は、いりやまさとしさん。
初版は、2004年4月です。
《ストーリーについて》
主人公は、ひよこのぴよちゃん。
ぽかぽか暖かい春の日、小さな丘の上で一粒のタネを見つけました。
ぴよちゃんが食べようとするとその種は、もう少し待つようにと言いました。
種は葉っぱを増やして大きくなり、ぴよちゃんはせっせとお世話しました。
そして、ひまわりの花が咲くのですが...。
ぴよちゃんと、ひまわりの切なくも美しい命の物語です。
《10コの好きなところ》
①しかけ絵本って言うほどではないけれどちょっとしたしかけがあるところ。ここがポイント!
②季節の生き物や植物が、たくさん登場するところがいいしキチンと活動している様子が描かれている。
③ひよこのぴよちゃんのフォルムがまるまるしててカワイイ。愛着がわく。
④ぴよちゃんとひまわりの掛け合いや変化していく様子が見ていても読んでいても素敵だなと思う。
⑤時期的に、春から夏にかけての物語なので登場してくるキャラクターや植物も、季節に応じて変わっていく。
⑥ひまわりとの出会いから別れ、そしてまた喜びがあることを移ろいで行く季節の変化と共に描かれている。
⑦結構ボリュームのある絵本なんだけど、読みやすいところ。
⑧ソフトなタッチで描かれているので優しい気持ちになる。
⑨そして、悲しみのシーンもあるので喜びに抑揚がつく。
⑩ 最後は、ひまわり畑でハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
ぴよちゃんとひまわりの別れのシーンがあるんですけど娘たち(7.4)が、
『ひまわり死んだとー?』
『ひまわりちゃんしんだー』
なんて事を話しておりました(^^)
わたしも、ここのシーンにジーンと感動してしまいました。
《おしまいの言葉》
これって、めぐりめぐる命の物語だと思っていまして。
植物だって生物だって寿命はそれぞれですし同時に亡くなることはないんだなと。
人間だって、寿命はそれぞれにあると思います。一人ひとり、命の長さは違うから美しくて悲しいのかもしれません。
生きているうちに、大別な人へ感謝の意をですね!
☆彡